キューバンシガー　News

既にご存じの方も多いかと思いますが、12月18日に私にとって衝撃のニュースが飛び込んでまいりました。「米、キューバと国交正常化へ」という、オバマ大統領の声明発表です。
これまでアメリカによるキューバへの経済制裁を解除するよう、国連で20回以上も決議が行われてきました。その都度、圧倒的賛成多数で採択されてきたのですが、アメリカは動きませんでした。

しかしついに、50年以上にわたって時間を止めたままのようになっていたキューバの時間が、動き出すときが来たのかもしれません。

このニュースはキューバでも大々的に発表され、キューバ国民は経済制裁解除よりも、「3人の英雄釈放」に驚きとうれしさで沸き返っているとのこと。国交正常化については、「可能性がでてきてうれしいなぁ」「早くそうなればいいなぁ」「暮らしが楽になるかなぁ」という受け止め方で、そう浮かれてはいないとのこと。私はこれを聞いて、意外と冷静だなキューバ人は…と思った次第です。 　

さて、気になるキューバ産葉巻の今後はどうなるでしょうか？
「アメリカ市場開放」このインパクトは非常に大きいと思います。時期は不明ですが、いずれそうなるのは間違いないとみて良いでしょう。その時何が起こるか、恐らく世界的に一時的な供給量不足となるでしょう。当然Habanos S.A.としても商機を逃したくはありませんから、増産に踏み切るとは思いますが、キューバ産葉巻はそう簡単に増産できるものでもありません。最低でも2〜3年は供給量不足が続くのではないかと、私は見ています。

これは短期的に見れば、我々葉巻愛好家にとって悪いニュースです。ですが、長年経済的に苦しい立場にあったキューバ、そしてその国民にとっては、明るい未来の兆しです。
実際の状況がどのように変化していくかは、これからの経過を見守るしかありませんが、世界的規模でキューバ産葉巻の愛好家が増えるんだと、私はプラス方向に考えたいと思います。

それでも不安な方はご相談下さい。ケネディ大統領ではありませんが、大量ストックをご希望されるのでしたら、そのお手伝いは喜んでさせていただきますよ。(笑)

レアシガー発売のお知らせ

ベゲロス　セオアネ（25本）　 30,000円

2000年製造の14年熟成という、マニア垂涎のベゲロス セオアネです。製造終了は2012年となっていますが、晩年は生産量が極めて少なかったので、ほとんど市場流通を見ることはありませんでした。 ベゲロスのニューヴィトラリリース（2014年12月時点で国内未入荷）を記念して、蔵出し品を放出します。 「Vegueros」とは、葉タバコ農園で働く農夫たちをさす言葉です。このブランドの誕生は、キューバにおいて素晴らしい品質の葉タバコを栽培する、農夫達の功績を讃えたことに由来します。 私が今まで薫らした数千本の葉巻の中で、最も素晴らしい味わいとして印象に残っている葉巻、それはベガス・ロバイナ農園で薫らせたハウスシガーでした。市販品と一線を画す最上質な風味「これは一体何なんだ！？」と。今まで最上と思っていたもののまだ上があったことに、驚きを隠せませんでした。それほど素晴らしい葉巻だったのです。 　それから3年、ベガス・ロバイナ農園の現農園主ヒロシ・ロバイナとずいぶん親しくなり、なぜこのような風味を生み出せるのかを彼から教えてもらうことが出来ました。彼との約束でその内容は公には出来ないのですが、このロバイナ農園のハウスシガーに最も近い風味を持つ葉巻、それがベゲロスなのです。 元々このベゲロスは生産量が非常に少なく、滅多に手に入らない葉巻でした。「見つけたら即買い」これが私の中でのベゲロスだったのです。 その他にもベゲロスの品質を裏付ける理由があります。 トリニダッド、このコイーバの後継者となるべく外交官用葉巻として誕生した経緯を持つこの葉巻は、ピナール・デル・リオにあるフランシスコ・ドナティエン工場で巻かれています。言うまでもなく、キューバ産葉巻の中でもトップの品質を誇るブランドです。この葉巻と同じ工場で巻かれていた葉巻こそ、ベゲロスなのです。 とにかく、素晴らしい葉巻です。そして、今ではまずほとんど手に入らない葉巻でもあります。手に入れる機会としては最後のチャンスです。この素晴らしい葉巻を、是非一度味わってみてほしいと心から思います。

スタッフ通信

CubanCigarスタッフ矢野です。早いもので、今年もあとわずかとなりました。

今年一年を振り返ってみますと、キューバ現地買付け葉巻を皆様へお届けすることができ、またシガー講習会やキューバ買付報告会といった、店舗でのイベントを始めて開催し、参加していただいた皆様から大変ご好評をいただきました。

そして、今年最後に「アメリカとキューバの国交正常化交渉開始」という大きなニュースが飛び込んできました。 アメリカでもキューバ産葉巻はとても人気があり、当店へお買い物に来られるアメリカ人のお客様から「国に帰ったらなかなか手に入らないんだ」というお話しを聞く事もございました。

キューバ産葉巻がアメリカに流通し始めたら、なかなか日本に入ってこなくなるのでは？という不安をおっしゃる方もいらっしゃいますが、葉巻に携わるキューバの方々、もちろんキューバという国全体が少しでも良いものになればと祈らずにはいられません。

ところで、今年も多くのお客様へ葉巻をお届けしてまいりましたが、店頭・ネットショップ共通の売れ筋葉巻は、「コイーバ　シグロI」「モンテクリスト　No.4」「パルタガス　ショーツ」といった、喫煙時間30〜40分の物が中心で、「長いもの、太さのあるものも吸いたいけれど、普段はなかなか時間がなくて…」と皆様おっしゃいます。 そういった中でも、「お正月だから」「自分の誕生日には」など、特別な日に普段吸わない葉巻を吸いたいというお声をよく伺います。
たとえば、コイーバ　ベイーケと言った高価な葉巻を新年最初の一本に選ばれる方も多いんですよ。 また、チャーチルやダブルコロナといった喫煙時間100分以上の葉巻もおすすめです。 特に、現在当店でお取扱いしております「パンチ　ダブルコロナス」は、2005年製造の50本キャビネットボックスです。こちらはかなり熟成も進んでおり、ぜひ吸っていただきたい1本です。 年末年始はお仕事の方もいらっしゃると思いますが、お正月だけでなく皆様にとって特別な日に、いつもと違う葉巻を吸ってみてはいかがですか？

「どんな葉巻がいいか教えてほしい」「今はどんな葉巻がおすすめ？」など、メールやお電話でお気軽にご質問くださいね。夜10時まで営業しておりますので、遅い時間にお電話いただいても大丈夫です。

さて、前回のメルマガでご紹介しました「ベゲロス　セオアネ」ですが、熟成期間14年の、今ではまずほとんど手に入らない貴重な葉巻となっております。 おかげさまで大変ご好評をいただいており、残りがわずかとなっております。 ご検討中の方はお早目のご注文をおまちしております。

最後になりますが、年内は12月29日（月）まで、新年は1月4日（日）からの営業となっております。※両日とも、営業時間が18時までとなっております。 今年一年、本当にありがとうございました。皆様、良いお年をお迎えください。 来年もCubanCigarをよろしくお願い申し上げます。

2014年12月の店頭熟成シガー TOP6

熟成香が強く、ふかふかの感触です。

BOXをあけると広がる熟成香、ラッパーも熟成葉巻特有のオイリーさで感触はふかふかです。

熟成香が強く、ラッパーは非常にオイリーです。

セリーD No.4同様、強い熟成香でオイリーなラッパーです。

BOXを開けると広がる熟成香、ブルームも見られる50本CABです。

強い熟成香、オイリーなラッパー、そしてブルームも出現中です。