紫煙のある時間 2019年6月21日 101号 CubanCigar.jp
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CubanCigarメルマガ読者の皆さま、ごきげんよう。

先週末に、キューバでの葉巻買付けの旅より戻ってまいりました。昨年12月の買付けでは、かなりレアな葉巻を持ち帰ることが出来たため、おかげさまでご好評のうちに、この半年間でほぼ買付品が品切れとなってしまいました。

前回、狙っていた葉巻を買い逃してしまった!という方がいらっしゃいましたら、今回のチャンスではお見逃しなく。発売開始は、7月中旬頃の予定です。

ちなみに、今回の買付けでは「まさかこの葉巻が買えるとは!」と思った葉巻がいくつかありました。ここでちょっと、私のビックリ度ランキングを発表したいと思います。

第1位 コイーバ BEHIKE52

第2位 コイーバ シグロ6

第3位 トリニダッド ラ・トロバ

第4位 パンチ ダブルコロナ50本キャビネット

第5位 モンテクリスト エスペシャル


LCDH某店にて秘蔵品を購入


これらの激レア葉巻ですが、買付けご予約品だったり、または一部、買付けご予約の方への優先販売品となっておりますので、全てが一般販売になるわけではありません。特に上位2つは、一般販売は極めて難しいか…と思っております。

なおキューバでの葉巻買付けのご予約は、「奇跡でも起きない限り買えそうもない葉巻だけのご予約」は承っておりません。その点はご了承下さい。
例えば「BEHIKE56 1箱のみ予約」これはNGです。

さて今回の渡航では、2ヶ所の葉巻工場を訪問することが出来ました。一つは、当店のハウスシガーでもお馴染みの、エル・ラギート工場。もう一つは、ハバナの葉巻工場の中でも特に規模の大きい、ラ・コロナ工場です。



ラ・コロナ葉巻工場 エントランス



ラ・コロナ葉巻工場 ガレラ



ラ・コロナ工場のトルセド−ラ



エル・ラギート工場 本館



エル・ラギート工場 ロビー階段



エル・ラギート工場 タバコ葉選別ルームにて


過去何度も葉巻工場に行っているのに、まだ行きたいの?と思われるかもしれませんが、タバコ農園と同じく葉巻工場は、私の大好きな場所なのです。

それぞれのセクションで働く職人達の、葉巻への熱い情熱を肌で感じられる場所、それが私にとっての葉巻工場で、それを感じに行っているようなものです。

それともう一つ理由があって、それは皆さんにお届けしている葉巻が、どれほどの真剣さと熱量をもってトルセドール達によって巻かれ、製品となっているかを、少しでも日本の葉巻愛好家の方々へお伝えしたいと思っていることです。

今回もエル・ラギート工場では動画を撮ってまいりましたので、いずれその動画をYouTubeにアップしたいと思います。トルセドール達の葉巻にかける情熱を、少しでも感じていただければ嬉しく思います。

ところで今回、エル・ラギート工場では、来年発売予定のニューリリース葉巻を発見してしまいました。

「おぉ!!あのシリーズに、このヴィトラが!?」と、感動と驚きの発見でしたが、Habanos S.A.が公表していないものを、私がここでサラリと漏らすわけにもいかないので、正式にアナウンスがあるまでは秘密にしておこうと思います。

実は、上記の写真にそのヒントがあるのですが、写真の解像度を下げているため、拡大して暴こうとしてもダメですよ。正式リリース後には、高解像度版の写真でネタばらしをしたいと思います。

葉巻から離れて、少しキューバの国民生活の情報を。

アメリカのトランプ政権が、再度キューバへの経済制裁を強化したニュースは皆さまもご存じのことかと思います。今回の渡航では、その制裁がキューバ国民に直接的打撃を与えているのを、この目で見てきました。

最も顕著な問題は、食料および物資のさらなる不足です。特に鶏肉がほとんど流通しなくなっており、配給所ではチキンを巡る殴り合いなども発生しているとのこと。

このような、日本では報道されないキューバ国民生活の厳しい現実、その一方で笑顔を絶やさないキューバ国民の強さと明るさ、実際にキューバに行ってみなければ気づくことの出来ない、キューバの今についても、近いうちに何らかの方法で皆さまにお伝えしたいと思っています。

さて、店舗の移転が約1週間後にせまってまいりました。6月26日(水)の店休日〜6月29日(土)までは、新店舗へ移転作業のためネットショップの商品発送をお休みさせていただきます。(期間中もご注文は通常どおり承ります。)

ご注文品の発送再開は、6月30日(日)の予定となっております。皆さまにはご迷惑をお掛けいたしますが、何とぞご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

葉巻買付けキューバ渡航の写真や動画、新店舗のご紹介、キューバ買付け葉巻の7月発売開始、キューバの生の情報紹介など、これからの予定が色々と立て込んでおりますが、まずは店舗移転をしっかりと完了させて、皆さまにご迷惑をおかけすることがないように努めてまいります。

まずはキューバ買付け葉巻の発売開始を、楽しみにお待ちいただければ幸いです。

キューバンシガー News

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Cigar Aficionado/Cigar Insiderレーティング

Cigar Aficionado は、アメリカで発行されている世界で最も読者の多い、葉巻専門情報誌です。(Insiderは、そのウェブ版マガジンです。)

今回はそのCigar Aficionado 2019年 4月号からご紹介します。

ロミオ・Y・ジュリエッタ チャーチル  3,240円

ボックスプレスされたフラットヘッドで日焼けしたカラーのフォーシームキャップシガーです。ドローも良く、トースト、ナッツのスモークをたっぷりもたらし、リッチなカプチーノとサフランのフィニッシュです。

ヴィトラ :
チャーチル
ボディー :
ミディアム
喫煙時間:
約70min

Cigar Aficionado 90Point

パンチ 48 LCDH  3,560円

このよく巻かれたシガーは、フローラルでチョコレートのようなスモークです。グラハムクラッカー、シナモン、レザーのヒントの印象です。豊かで複雑なシガーです。

ヴィトラ :
ヘルモソス No.3
ボディー :
ミディアム
喫煙時間:
約60min

Cigar Aficionado 92Point

パルタガス セリーD No.4  2,330円

最初の一吸いからの贅沢で豊かなこの赤褐色のロブストは、大胆な強いコーヒーのようなキャラクターでアーシーな風味です。そして、塩味ピーナッツ、ハニー、ウッド風味によってバランスが取れています。

ヴィトラ :
ロブスト
ボディー :
ミディアム・フル
喫煙時間:
約45min

Cigar Aficionado 92Point
オーナーコメント


今回は、吸ってみてほぼ外さない良いシガー3本がレビューに登場です。パンチ48以外はメジャーな葉巻ですので、今さらあまり説明する必要もないかと思いますが、どれも実に美味しい葉巻です。中でも私はパルタガスセリーNo.4が好きですね。私にとっては「迷ったらコレ」という葉巻の中の一つです。

パンチ48もニューヴィトラとしては、美味しい葉巻ですね。いつまでストックできるかどうか分かりませんので、まだ吸われていない方は、ぜひ一度お試し下さい。

スタッフ通信

CubanCigarスタッフ矢野です。

ようやく九州地方も梅雨入りし、雨の日が多くなりました。
新しい元号「令和」になって間もなく2か月になりますが、私も色々と新しいことに挑戦してみようと、初めて果実酒をつけてみました。杏の実をたくさんいただいたので、ブランデーとラム酒の2種類を漬けています。完成は約3か月後、今から楽しみです。

以前よりお知らせしておりました通り、間もなく新店舗へ移転いたします。
そこで今回のスタッフ通信では、少し長くなってしまいますが、8年半営業してきた現店舗の記録や出来ごとを、ご紹介したいと思います。

私がCubanCigarに入社したのは、実店舗がオープンして間もない2011年2月末でした。
当時の店舗の外観は、キューバの国旗のみで葉巻型の看板はまだ着けておらず、「ここは何のお店なの?」「キューバ料理のお店ですか?」と聞かれることが多くございました。

当時は、元々葉巻が好きというお客様が、一日にわずか数人葉巻を燻らしにご来店されるという日が続いておりました。

1年2年たつと、WEBショップのお客様が遠方からご来店してくださることも増えてまいります。近県の大分や長崎、山口から、遠くは関西・関東・東北からご来店くださった方もいらっしゃいます。長崎からいらっしゃったアメリカ人男性が、「帰国したらなかなかキューバ産の葉巻は吸うことができないから」と、吟味に吟味を重ね、葉巻を購入してくださったこともございます。

年々常連のお客様も増え、初めはお一人お一人でいらっしゃっていた方々が、今では「○○さんの車があったから、Uターンして戻ってきたよ。」「この時間ならだれか来ているだろうと思って。」とご来店されるようなことも増えました。

また、あまり人とかかわらずにお一人で葉巻を楽しむのがお好きだった常連の方が、今では色々な方と冗談を交え、葉巻と共に会話を楽しまれています。

これから葉巻を始めたいとご来店いただく方も増え、週末などは一日にご来店になるお客様の半分は初めての方、と言う日も多くなりました。

少しずつではございますが、着実に葉巻の楽しさや喜びが広がっている事を実感しております。

私たちスタッフも、ありがたい事に沢山のお客様から可愛がっていただいています。上野と江藤が入社して1年半になりますが、お客様から「初めはすごく緊張して大丈夫かと心配していたけど、二人ともそれぞれの個性が出てきて、今ではすっかりお店の顔だね」。とお褒めの言葉を頂く事もございます。

私も入社間もないころは、葉巻についての知識が全くない状態で、ネットや本の情報だけではわからない葉巻の楽しさや奥深さを、お客様との多くの会話から学ぶことができました。

店頭やWebのお客様に育てていただいた部分がとても大きいと実感しております。

そして、2011年1月の店舗オープンから、葉巻を取り巻く環境も変わりました。
オープン当初の頃は、今ではもう入手困難となった葉巻も様々揃えることが出来ていて、中でも「パルタガス コネスールNo.2」や「パルタガス コロナス」「モンテクリスト A」「コイーバ BHKシリーズ」等が特に印象深く、特にBHKシリーズは今でもお問い合わせを頂く事がございます。

ロンズディールやコロナスといった細身で長い葉巻が徐々に入手困難となり、新しくリリースされる葉巻は、太くて短めの葉巻が主流になってきたように感じます。

好まれるヴィトラも日々変化しているようです。



最後に、間もなくお別れとなる現在の店舗を写真でご紹介いたします。


大きな葉巻型の看板と、色鮮やかなキューバ国旗。一足先に新店舗へと移設しました。



ご来店のお客様の殆どが、このカウンター席で葉巻を燻らしてまいりました。



ロバイナ農園の前オーナーであるアレハンドロ氏と、現オーナーのヒロシ氏のポスター。 こちらのソファも座り心地が良く、お薦めです。



私たちスタッフからの視点です。お客様の後ろには、当店自慢のウォークインヒュミドール。



BARタイムのペンダントライトは、天井に綺麗な模様をうつしだします。


新店舗への期待に胸が膨らむとともに、現店舗への名残惜しさも少し感じています。WEBのお客様へこの場所から沢山の葉巻をお届けし、沢山の方にお喜びいただきました。

新店舗では、これまで以上に葉巻を楽しんでいただけるお店になる予定です。また、より良いシガーライフを皆様へご提案してまいりたいと思っております。

次回のスタッフ通信は新店舗からお届けいたします。今後とも末永くCubanCigarをご愛顧下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

2019年6月の店頭熟成シガー TOP6

コイーバ ロブスト 3,950円

香りが強くドローも良好でふかふかの感触です。


パルタガス セリーP No.2  2,530円

ラッパーの色つやが良く、香りが強くふかふかの感触です。


パルタガス セリーE No.2  2,540円

ドロー良好でふかふかの感触です。


オヨー・ド・モントレー エピキュア No.2(キャビネット)   2,530円

50本キャビネットボックスで、香りが良く、ドローも良好です。


H.アップマン コネスール A  3,500円

ラッパーの色つやが良く、ふかふかの感触です。


ロミオ・Y・ジュリエッタ ワイド チャーチル   2,700円

香り良く、ドローも良くふかふかの感触です。




ショップ名:CubanCigar.jp
〒803-0846 福岡県北九州市小倉北区下到津1丁目3-5 アンシャール1F
Tel. 093-953-7491 Fax. 093-953-7491
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