紫煙のある時間 2020年4月3日 110号 CubanCigar.jp
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CubanCigarメルマガ読者の皆さま、ごきげんよう。新型コロナウイルス問題による多くの制約、そして経済的な悪影響が深刻化しつつありますが、皆様の暮らしとお仕事はいかがでしょうか?


当店の所在地である北九州市においても、3月上旬に1名の陽性患者が確認されたため、即時、店舗での新型コロナ対応を実施しました。そして3月後半から急に罹患者が増えています。


さてこのような時期に、のんきに葉巻の話だけするのもどうか思い、今回は今の世界の状況を見て私が個人的に感じていることを、少し書かせていただこうと思います。ご興味ない方は、読み飛ばして下さい。


日本では毎年、肺炎で約10万人の方が亡くなっています。またインフルエンザでも3〜5千人が亡くなっています。これは、「未知の」ではなく、対処法のある「既知の」細菌やウイルス感染を原因としてです。


さて一方、昨年10月の消費増税後、10〜12月の四半期GDPは年率換算で前年比−6.3%と大きく減退しました。そして年明けになって追い打ちをかける、新型コロナ封じ込め対策による経済打撃です。


元々インフルエンザや肺炎でなくなる方が年間100人程度であったというなら、今回のような封じ込め対策に意味があることは理解できます。

しかし、既知の細菌やウイルスによる患者の死亡を、医療は毎年10万人以上も救えていないのに、ここまで国民生活や経済を犠牲にして封じ込めに躍起になるのが、冷静に考えて本当に正しい対応なのか? この点にはかなり疑問を感じます。


私の友人には医者が何人かいるのですが、医療に近い立場にいる人ほど、新型コロナの強毒性、そして「封じ込めが全てにおいて優先する」との考え方を主張してきます。


彼らの思考の特徴は、エビデンス(証拠)に基づく標準治療がベースのようですが、私から見て大きく欠落している視点があります。それは、「病院にかからないで、元気に健康で暮らしている人たち」を見ていないことです。

そう、医療関係者の思考の分母は、「病院に来る、病気の患者」で、ほぼ100%占められているのです。


さて、あれこれ述べている私ですが、「自分が感染しても、そんなことを言っていられるのか?」と自問してみると、「こう対応するだろうな」と考えます。


1.仕事は休み、自宅で寝て治す
2.寝ている部屋は窓を開けて換気する
3.家族と接するときは念の為お互いマスク、そして手を洗う
4.体力維持のため、食べられるときには食べる

以上、おわり


「重症化したらどうするんだ?」という心配も一見ごもっともなようですが、それを言うのであれば、毎年10万人もいる肺炎死亡者の一人となるかもしれなかった心配を、これまでにすべきであったろうと。


結局、免疫の力で抗体が体内で作られ、それがウイルスを退治する。そのメカニズムでしか治らないわけです。罹患してしまったら、上に書いた1〜4以外、基本的には出来ることがない…ですね。


さて、明るい話題とは言えない新型コロナの話はこの程度にして、最後に少しだけ、葉巻専門店の代表として、「葉巻を吸う」ということと「健康」について、いい機会ですので私なりの考え方をお話させていただこうと思います。


言わずとも人間は、心や精神を持った生き物です。そして各自が思っているほどには、ストレス耐性が強くない身体を持っていると私は考えています。


葉巻を吸うことは、確かにニコチンやタールを身体に接触させることに他なりません。害がないのかと言われれば、多少はあるのかもしれません。


しかし、私が毎日自宅で、夕食後に葉巻をくゆらしながら妻と会話する時間は、何にも代えがたい「心癒やされる時間」です。


この「疲れや心を癒やす」即ち「ストレスを癒やす」という行為が、どれほど心身の健康にとって大事かを、私自身は強く実感しています。
大きな病気と言えば、30歳のときに十二指腸潰瘍で痛い目にあった程度の、私個人の経験則に過ぎませんが、「ストレスは万病の元」…と、言ってほぼ間違いないと思います。ことわざでは「風邪は…」ですけどね。


またもし、たばこが健康な身体を蝕むだけの100%害悪なのであれば、長い歴史上で、おそらく淘汰され無くなっているのではないかと思います。


日本では当たり前とされるような高度な医療体制が全く整っていないキューバに於いて、ベガス・ロバイナ農園の前農園主であるアレハンドロ・ロバイナ翁は、92歳まで元気に生きられました。晩年のわずかを除いてずっと葉巻を吸っておられたし、ご高齢になられても元気に農園へ出て、仕事をしておられたのです。


このような「医療に頼る」のとは別の生き方に、晩年まで心身ともに健康で、人生の喜びを全うできる生き方のヒントがあるように思うのです。


ですので、葉巻を燻らす時間が「癒やし」や「リラックス」「リフレッシュ」になっている方々にとっては、葉巻は、ストレスからくる病気から身体を守ってくれている、心強い味方だと思います。あくまで私個人の考えではありますが…。


さて皆さんは、どのようにお考えになられるでしょうか。




● SNS関連のお知らせ


当店公式の各SNS等にて、下記のような各種情報を配信しています。皆さまフォロー、登録を宜しくお願いいたします。

・売り切れ葉巻の再販開始

・キューバ買付け葉巻の売出し開始

・レアシガー情報

・葉巻の吸い方、道具の使い方How To動画

・葉巻やキューバの最新情報

・ショップイベントのお知らせ など

Cigar Aficionado/Cigar Insiderレーティング

Cigar Aficionado は、アメリカで発行されている世界で最も読者の多い、葉巻専門情報誌です。(Insiderは、そのウェブ版マガジンです。)

今回はそのCigar Insider の2020年3月3日号からご紹介します。


コイーバ シグロ I 2,280円

コイーバ シグロ I

サイズは小さいですが、このペティコロナは、コーヒー、レザー、塩キャラメルの風味が、ラストはシダー風味のフィニッシュ。十分且つ濃厚なスモークをもたらします。


ヴィトラ :
トレペティコロナ
ボディー:
ミディアム
喫煙時間:
約30min

Cigar Insider 93Point

モンテクリスト ペティ No.2 2,390円

モンテクリスト ペティ No.2

トーストとナッツ風味のこの短いベリコソは、柑橘類、チョコレート、グラハムクラッカーのタッチが鮮やかなアクセントになっています。 燃えは少し刺激的な程の熱さですが、ドローはオープン且つ十分です。

ヴィトラ :
ピラミデス
ボディー :
ライト・ミディアム
喫煙時間:
約45min

Cigar Insider 92Point
オーナーコメント

今回は、小さなサイズの葉巻2種類のレビューです。それぞれ93点、92点を獲得しており、かなり高評価となりましたが、ちょっと点数が良すぎるかな?という印象はありますね。
 確かにシグロIは、稀ですが非常に美味しいことがあり、喫煙時間が短いだけに「この美味しさをもうちょっと味わっていたい…。」と思うことがあります。その時の葉巻なら93点も納得です。
 一方、モンテクリストのペティNo.2は、いつも安定した美味しさの葉巻という印象。もともとNo.2がかなり美味しい葉巻なので、当然といえば当然なのかもしれませんね。

スタッフ通信


CubanCigarの江藤です。
日ごとに暖かくなり、春らしい気候となって参りましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?暖かくなってきたということもあり、店頭では、春のアウトドア計画の話題を多く伺うようになりました。お客様同士誘い合い、皆様今からとても楽しみにされています。
また、これから屋外で葉巻を楽しむのに良い季節になっていきますね。
私も今年は開放的な屋外で青空の下、葉巻を楽しみたいと思っており、その素晴らしさをぜひ体験してみたいと思います。


さて、春といえば、暖かい気候の中ワクワクとした気持ちになり「新しいことを始めてみようか」と思われる方も多くいらっしゃる季節です。
そこで今回は、店頭にいらっしゃるお客様方より伺った、「葉巻を始めたきっかけ」をテーマに楽しいエピソードの数々をご紹介したいと思います。


では始めに、当店のオープン当初よりほぼ毎日ご来店いただいている60代男性の方のエピソードからご紹介いたします。
ご本人曰く「幼い頃より自宅に大人が集まると、葉巻を吸っている人が必ずいて、集まっている部屋からは、とても良い香りがしていた。いつしか自分も大人になったら絶対に葉巻を始めようと思っていた。」とのこと。
その気持ちはずっと変わらずに二十歳のお誕生日を迎えた際に、デパートにて初めての葉巻を購入。それを吸ってみたところ「辛いしとてもまずい」「香りも全然思っていたものと違う」と、とてもガッカリされたそうです。

今思えば、購入した葉巻は温湿度管理などはされておらず、パサパサに乾燥していたとのことで、それから少し葉巻からは離れ、パイプなども試していたが、ある日佐世保で「キューバ産葉巻」を購入して吸ってみると、それがとても美味しく感動し、その時に温湿度管理が大切なことも教えてもらったとのこと。
それからはご自分でも葉巻をお絞りでくるんでみたり数々の工夫と失敗を重ね、温湿度管理を行っていたがなかなかうまくいかず苦戦していたので、自宅の近所にキューバンシガーがオープンした時はとても嬉しかったとおっしゃっていました。


現在こちらお客様は、当店のシガーロッカーに常に100本以上はストックされ、当店の葉巻の管理をとても気に入っていただいているようで「管理はここにまかせておけば間違いない」とおっしゃってくださいます。
毎日しみじみと「美味しいなぁ」と嬉しそうに吸われている様子をみて、私たちまでうれしい気持ちになります。


次に、週末には必ずご来店いただく40代男性の方のお話です。
こちらのお客様は、「知り合いの方に頼まれてタバコ屋さんに葉巻を買いに行ったところ、タバコは吸わないが、ずらっと並んでいる葉巻にとても興味が湧き、試しに吸ってみようかと買ってみたのが初めて。」とのこと。しかし管理は良くなくパサパサで、美味しくはなかったそうです。
そのような思い出はあったものの、「葉巻を吸いたいという」気持ち消えなかったので、数年前キューバンシガーに来店し、再挑戦してみたところ、温湿度管理がしっかりされた「キューバ産葉巻」の美味しさに感動し、それからは「キューバ産葉巻」しか吸えなくなったとおっしゃっていました。


最後に、最近北九州に転勤されてきた30代男性の方のお話もご紹介いたします。
こちらのお客様のお話は、「なじみの時計店でクエルボ・イ・ソブリノスの腕時計を購入した際、時計が入っていた大きい木箱を見て、これは何だろう?と疑問に思ったのがきっかけ。」とのこと。時計店に問合せ、葉巻を入れる箱(ヒュミドール)であることを知り、そこで葉巻に興味を持ち、問い合わせついでに「葉巻が吸えるお店はどこにある?」と聞いてみたところ、当時住んでいた大阪のシガーバーを紹介されたそうです。

後日そのシガーバーに行ってみると、個性的な葉巻愛好家の方々でとてもにぎわっていて、そこで吸った「キューバ産葉巻」の味が気に入ったのはもちろんのこと、普通に生活をしていたら出会うことのない他業種の方々との会話がとても新鮮で楽しかったとのこと。自然と頻繁に足を運ぶようになり、気が付けば自分もすっかり常連客になっていたそう。転勤の多いお仕事とのことですが、転勤先各地のシガーバーに足を運び葉巻とともに、葉巻仲間との会話を楽しまれているそうです。


北九州に転勤される際に、大阪や博多のバーで当店を紹介されたとのことで、当店に初めてご来店いただいてからもうすぐ1年ほどたちますが、今ではすっかり常連の皆様とカウンターでいつも楽しい葉巻談義に花を咲かせていらっしゃいます。


メルマガをご覧の皆様にも、とても素敵な「葉巻との出会い」の思い出があることと思います。
たまには日ごろの忙しさを忘れ、昔のことを思い出しながらゆっくりと葉巻を燻らせるというのも、リラックスできて良さそうですよね。
これからもスタッフ一同、極上の葉巻との「出会い」ご提供することはもちろんのこと、葉巻の楽しみ方や、葉巻でつながるお客様同士の縁など「素敵な出会い」のお手伝いをさせていただければと思っております。



2020年3月の店頭熟成シガー TOP6

オヨー・ド・モントレー デュデュプテ  1,450円

ラッパー色が濃く、香りが良く、ドローも良好です。


オヨー・ド・モントレー エピキュア エスペシャル  3,100円オヨー・ド・モントレー エピキュア エスペシャル

香りが強く、ドロー良好でふかふかの感触です。


H.アップマン No.2  2,590円 H.アップマン No.2

ラッパー色が濃く、香りが良く、ドローも良好です。


H.アップマン コネスール A   3,570円H.アップマン コネスール

ラッパー色が濃く、香りも強く、ドロー良好でふかふかの感触です。


サン・クリストバル ラフェルサ  2,170円サン・クリストバル ラフェルサ

ラッパーにつやがあり、ドローも良好です。


べゲロス タパドス  2,140円べゲロス タパドス

2015年ボックスで、ラッパー色が濃く、香りも良好です。




ショップ名:CubanCigar.jp
〒803-0841 福岡県北九州市小倉北区清水3丁目7-17 1F
Tel. 093-953-7491 Fax. 093-953-7491
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