はじめに、今月もキューバの最新情報です。10月8日キューバ政府発表によると、10月12日よりハバナ県を「フェーズ3」に移行するとのこと。その他の県は「新たな日常」に移行。ハバナの国際空港再開については発表がなく、ハバナ県とその他の県との間の移動再開についても特に発表はありませんでした。
エアカナダのトロント~ハバナ便は12月18日より週4便で運行再開予定ですが、過去何度も延期されているので、これもキューバ政府方針の空港再開次第でしょう。
ハバナ市内のLa Casa del Habano各店は観光客が来ない今も平常通り営業しており、5ta y 16のマネージャーから聞いたところ、来店客はキューバ在住の中国人がほとんどで、在庫の葉巻が買い占められているとのこと。
エル・ラギート工場の友人の話では、工場ではソーシャルディスタンス確保のため出勤人数を減らしており、かわりに労働時間が1日12時間に延びているそうで、お疲れ気味の様子でした。
葉巻関係者のように仕事が中止になっていない人々はまだ良いのですが、観光関係や学校の先生など、仕事が中止になっている人々は給与が出ておらず、ハバナでは食料確保に困窮している人も一部出ているようです。今でも全国民への食料配給制度はありますが、それだけでは量的にも種類的にも十分ではないため、市場で食料を購入するにも月々の収入が必要です。ですが、それが止まっているのです。大変困難な状況のようです。
キューバのこのような状況を知ると、コロナ禍による経済的損失が戦後最大と言われても、やはり日本は世界的にもかなり豊かで恵まれた国であるなと思います。
ただ日本でも、少し持ち直しつつはあるものの、観光業や飲食業の方々は厳しい状況です。私は沖縄の美しい海が大好きなので、早く沖縄へ応援消費をしに行きたかったのですが、8月は県独自の緊急事態宣言が出されたため、解除後9月の下旬に、葉巻をたっぷり持参して行ってきました。