キューバ産葉巻専門店 CubanCigar.jp メルマガ 118号(2020/11/16)

CubanCigarメルマガ読者の皆さま、ごきげんよう。
 
私の住む北九州市では、秋らしい晴れた青空が続いていますが、皆様の地域ではいかがでしょうか。このようなカラッとした気持ちの良い天気は大歓迎なのですが、近頃湿度は30%前後まで一気に下がってきており、葉巻の保湿管理が重要な時期になってまいりました。
「どうも葉巻が辛く感じるなぁ」という方は、一度葉巻の保管方法の見直しをしてみたほうが良いかもしれません。
 
本日は改めて、葉巻保管についての基本的なノウハウをお話します。ご自宅での保管を前提としています。
 
葉巻保管用品と調湿用品の適した組み合わせについては、下記のページでも組合せ表でご紹介していますので、参考にされてみてください。
 
 
● 葉巻の乾燥対策商品
 
 
まず葉巻保管用のアイテムです。これは以下のシガー用品が適しています。(シガーケースは基本的に「葉巻持ち出しの際の保護ケース」なので、保管用には適しません。)
 
 1)ヒュミドール
 2)トラベルヒュミドール
 3)ポータブルヒュミドールバッグ
 
使い分けとしては、以下のようになります。
 
 保管する本数が多い場合  → ヒュミドール
 保管する本数が少ない場合 → トラベルヒュミドール、ポータブルヒュミドールバッグ
 
さて葉巻の保管において、最も簡単で確実な調湿方法は何かと言うと、オートマチック湿度調整剤の使用です。(ポータブルヒュミドールバッグには付属)
 
● オートマチック湿度調整剤
 
3ヶ月程度で新しいものに変えていく必要はありますが、2タイプある69%と72%の設定湿度に間違いなく調湿してくれます。2種類の湿度の使い分けですが、私はこのように使い分けています。
 
 69% → 中長期の保管(熟成させる目的)
 72% → 短期の保管(吸い頃の状態に整える)
 
交換の目安ですが、パック内の液体がカチカチに乾燥する前に交換してください。過加湿なヒュミドールなどでは、逆に水を吸ってパンパンに膨らむ場合がありますが、膨らみすぎると設定湿度での調整ができなくなりますので、交換してください。
 
その他の調湿用品には、PG水溶液(プロピレングリコールと水50:50の水溶液)の物理特性を利用したものがあります。以下は、全てその機能を利用したアイテムです。
 
 ・高分子ゲルタイプの調湿剤
 ・ヒュミドール調湿液
 
どのような製品かは、下記のページでご確認ください。
 
● 葉巻の乾燥対策商品
 
PG水溶液タイプは、乾燥状態から湿度70%に調湿してくれる機能を持っていますが、70%を超えた状態から70%に湿度を下げる機能はありません。なので、梅雨から夏場にかけての超多湿期には注意が必要なアイテムです。
 
また極稀に、超過加湿で葉巻保管するのを良しとしている方がいますが、私の知見からは以下の理由でおすすめできません。
 
 ・湿気すぎていると、すぐに火が消えるのでまともに吸えない
 ・葉巻がブヨブヨの不細工な形に変形する
 ・長期保存すると葉巻の香りと風味が大幅に失われる
 ・気温が25℃を超えると青カビが生える
 
 
最後に、適正湿度による葉巻保管のメリットについて要点をご説明しておきましょう。
 
【 適正湿度による葉巻保管のメリット 】
 
 ・1年~1年半以上の長期保管では葉巻が熟成し、確実に美味しくなる
 ・熟成過程における経過時点で、その葉巻のポテンシャル最大のベストな味わいが楽しめる
 ・カットしやすい(ヘッド割れしにくい)
 ・スモーキング時の燃焼が最適で、ストレスなく吸える
 
なお当店のウォークインヒュミドールでは、毎日複数回の湿度チェックと調湿コントロールにより、ストック葉巻を常にベストな状態に保っています。
 
● 当店ウォークインヒュミドールの湿度管理
 
Facebookでは定期的にこの調湿管理表を公開していますが、ここまできめ細かく入念に葉巻の調湿管理を行っている店は、なかなか無いのではないかと思います。皆様のお手元に届く葉巻は、このベストな調湿状態の葉巻ですので、そこからのご自宅での保管につきましては、今回お伝えした内容をご参考にされてみてください。
 
さてコロナ禍より鎖国状態が続いていたキューバですが、ついに11月15日から、ハバナのホセ・マルティ国際空港が再開されるとのこと。まだ各国航空会社のフライトスケジュールは様子見からスタートだとは思いますが、当店のキューバ買付け葉巻ストックも長らく底をついたままとなっていますので、渡航可能になり次第スケジュールをして、買付けに行ってまいりたいと考えています。
 
お待ちいただいている皆様は、もう少しお待ち下さい。
 

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・キューバ買付け葉巻の売出し開始
・レアシガー売出し開始
・葉巻の吸い方、道具の使い方How To動画
・葉巻やキューバの最新情報
・ショップイベントのお知らせ など

 

 

Cigar Aficionado は、アメリカで発行されている世界で最も読者の多い、葉巻専門情報誌です。(Insiderは、そのウェブ版マガジンです。)
 
今回はそのCigar Aficionado の2020年9月号、10月号からご紹介します。

 

​​​​​​​ トリニダッド レイエス
                                               2,600円/本
90 Point
ヴィトラ:トレペティコロナ
ボディー:ミディアム
喫煙時間:約 30 分


見た目よりも強い、この小麦肌色のピッグテールのペティコロナは、ややしっかりとしたドローですが、ゆっくりとクールに燃えていきます。 &#x#x30EC;ザー風味のフローラルなハーブの香りがあり、口に含んでからフィニッシュに向けて、徐々にウッディーさとスパイシーなレッドペッパーの風味が現れます。

​​​​​​​ モンテクリスト No.5
             1,650円/本
88 Point
ヴィトラ:トレペティコロナ
ボディー:ミディアム
喫煙時間:約 30 分

繊細に巻かれたペティコロナのしっかりとしたドローからは、レザーとフローラルの香りが感じられます。
多少の粉っぽさがありますが、コーヒー、マシュマロ、アーシーさのアクセントがバランスを取っています。
パルタガス セリーE No.2
             2,950円/本
92 Point
ヴィトラ:ロブストエクストラ
ボディー:ミディアム
喫煙時間:約 75 分

チョコレート色のラッパーで巻かれた、色の濃いファットなトロです。前面に出てくるレザーの塩気のあるノートが、アーシーさと木の香りでバランスの取れたキャラメル風味の強いコアを包み、オーク風味のフィニッシュへと導きます。エレガントでバランスの良い葉巻です。
オヨー・ド・モントレー エピキュア NO.1
             2,550円/本
90 Point
ヴィトラ:コロナゴルダ
ボディー:ミディアム
喫煙時間:約 60 分

魅力的な赤褐色の葉巻で、シナモン、ナツメグ、ミントと少し甘いラム酒のノートと一緒に、シダーとトーストの特徴を引き立てます。まれな組み合わせの面白い一本です。
H.アップマン マグナム 46
             2,500円/本
89 Point
ヴィトラ:コロナゴルダ
ボディー:ミディアム・フル
喫煙時間:約 60 分

黄褐色のラッパーとラフなキャップで固く巻かれたこのトロは、しっかりとしたドローとフラットな燃焼で、フレーク状の灰を生み出します。 スモークはピリッと柑橘系で、ウッディーな温かみとグラハムクラッカーのノートによるバランスが取れており、わずかにメタリックなフィニッシュへと導きます。
 
今月は、サイズにバリエーションのある5本が出そろいました。私の感覚では、オヨーのエピキュアNo.1とアップマンのマグナム46がこの中ではトップで、ついでトリニダッドのレイエスとパルタガスのセリーE No.2が並ぶといった印象です。アップマンの89点は、ちょっと辛口寄りの採点ですね。モンテクリストはNo.5よりはNo.4、またそれよりもNo.2の方が良いですね。
以前もお伝えした記憶がありますが、パルタガス セリーE No.2は、リリース当初はパッとしない印象だったのですが、現在は当時とは違い、良い葉巻になったなと思います。長らく吸われていない方は、一度試してみると印象が変わるかもしれませんね。
 
 
CubanCigarの上野です。最近は少しずつ冬を感じさせる気候になってまいりましたが、メルマガをご覧の皆様はいかがお過ごしでしょうか?私は最近の過ごしやすい気候のせいもあり、庭で葉巻を楽しむ頻度が増えてまいりました。ぽかぽかと温かい日差しの中で秋色の自然を眺めながら静かに楽しむ葉巻は格別で、最高にリラックスできる休日を過ごしてしております。
 
さて、店頭では日々様々なお客様がご来店され、お客様同士で、時にはスタッフと葉巻を楽しみながらたくさんのお話をされています。今回は店頭で伺った、お客様のエピソードトークをいくつかご紹介させていただきたいと思います。
 
・60代男性の常連のお客様
第一印象は、ダンディな、まさに「葉巻の似合う男性」。一見近寄りがたそうな雰囲気でしたが、お話をしてみるととても気さくな穏やかな方で、なんとラジオ番組をお持ちだとのこと。そのお客様と当店オーナー片岡が、2012年まで世界長寿でギネス認定をされていた泉重千代さんのお話をされていました。この方は愛煙家だったそうで、体調を崩した際に主治医から「煙草を遠ざけてください」と言われたそう。普通であればこの場合、禁煙をするか構わず吸い続けるかだと思うのですが、この方はただ吸い続けるだけではなく、管がとても長いキセルに煙草を詰めて、たばことの距離を長くし「遠ざけて」吸われていたそうです。なんとも頓智のきいた行動に私は思わず笑ってしましました。そしてこのお話をされていたお客様と当店オーナーは「そこまでしてタバコを吸っていた人でもそんなに長生きなんだから、やっぱり一番体に悪いのはタバコじゃなくてストレスですよね~」としみじみとお話しされていました。ちなみに、泉重千代さんの好みの女性のタイプは「年上の女性」だそうです(笑)
 
・20代男性お二人連れのお客様
10月初め頃に来店いただいたお客様。ルーフトップラウンジで葉巻を吸いながらお月見をしたいとの事でした。その日はちょうど月がきれいな夜で、ご利用後には「めちゃくちゃよかったです!」と笑顔で当店を後にされました。後日、私も月が出ている日にルーフトップラウンジに行ってみました。周りに高い建物がなく空が広く見えるのでお月見には最高のロケーションでした。スタッフも思いつかなかった〝ルーフトップラウンジでお月見″という素敵な楽しみかたをお客様に教えていただきました。
 
・50代男性の常連のお客様 
旧実店舗のオープン当初からご来店いただいている常連のお客様。当時の印象を先輩スタッフやほかの常連のお客様へ伺ってみると、ご来店当初はお買い物のみで、店内で吸っていかれることはなかったそうです。毎回きっちりとしたスーツ姿で、お話もあまりされていなかった為〝寡黙な怖い人″という印象があったそうですが、何度かほかの常連様から声をかけられているうちに店内で葉巻を吸っていかれるようなったとのこと。それでもその後何年かはあまりお話をされず静かに葉巻を吸われていたそうですが、今ではほかの常連様ととても楽しそうにお話しされており、一緒にキャンプに行かれるほどに。そのお客様は会社経営をされている方で、やはり立場上、相談を受けたり指示を出すことばかりだそう。「俺もたまには相談したいよ」とこぼしてらっしゃいました。しかしそのあとに「でもここだったら仕事や立場関係なく、相談や馬鹿な話もできるし、そういう場所って大事だよね」と笑顔でおっしゃっている姿がとても印象的でした。普段責任のある立場で気を張っている方たちにとって、当店が心の鎧を脱いで安らげる場所になっていればとてもうれしいことだと改めて感じました。
 
・30代男性の常連のお客様
北九州市に転勤してこられたことをきっかけに、2年ほど前からご来店いただいているお客様で、初めは口数が少なく、一番奥の席で静かに葉巻を吸われていてあまりお話をされない方という印象でした。しかし何度か来店されるうちに常連のお客様と仲良くお話をされるようになり、スタッフにも気さくにお話ししてくださるようになりました。そんなお客様が先日大阪へ出張された際、お仕事終わりに飲みに出られた先で起こった出来事を話してくださいました。その日はお酒をだいぶ飲まれており、何件もお店をハシゴされた帰り、道を歩いている途中で足がふらつき、着ていたシャツの袖がびりびりに破れるほど盛大に転倒してしまったそうです。しかもところどころ記憶がなかったそうで、後からジャケットのポケットの中に手を入れてみると吸いかけの葉巻が出てくるなど、普段の穏やかで落ちついた感じからは想像できないほどのギャップで、常連様の意外な一面を知ることができたエピソードでした。
 
・70代男性の常連のお客様
旧店舗オープン当初からほぼ毎日ご来店いただいている常連のお客様。先日、仲の良い常連のお客様と6名で大分の由布院へ計画していたャンプに行かれたそうです。実はこのキャンプ、計画段階からなかなか行き当たりばったりだったようで、ある日常連様同士で「時期もいいし、キャンプの下見に行こうか!」というお話になり、一緒にお話をしていた常連様がしばらくして「いつ行くのかなぁ」とそわそわとしていると、「そんなこと言ったっけ?まぁ、何となく言ってみただけなんだけど…じゃあ行こうか!」と言うような流れでキャンプが決定。日にちはすぐに決まったそうですが、それから詳細がなかなか話し合われず1週間前になっても待ち合わせや移動手段など全く決まっていない状態だったそうで、キャンプに誘われた常連様が「本当に行くのかな?」と心配になるほどだったとか。そんな状況でもさすが葉巻愛好家の皆様。「何の葉巻を持っていこうかな~」「この葉巻は持っていきたいね!」と、葉巻のことに関しては各自しっかり計画しておられました。それから何とか最低限のことが決まったのはなんとキャンプの3日前!当日の出発前には店頭に立ち寄っていただき「行ってきます!」と元気に出発されました。キャンプの場所はお客様のご友人の私有地だそうで、高台で見晴らしもよく、最高のロケーション。到着後、本格的なキャンプ道具をフルセット(ティピーテントや薪ストーブ等々)持参の常連様がいらしたので皆さんで協力して設置を行い、キャンプスタート!

(設営後のキャンプ場)

 

(湯布院の街を眺めながらの葉巻タイム。葉巻はコイーバ タリスマンEL2017)

湯布院の大自然の中で、日中は壱岐牛がメインの豪華なBBQや葉巻を楽しまれたそう。日が落ちてからいったん温泉へ、その後またキャンプ場へ戻りお酒と葉巻を皆さんで堪能されたそうです。しかしこの後、事前の打ち合わせがざっくりだった為、ほとんどの方が旅館へ泊ってしまい、せっかくキャンプ道具をフルセット用意したにもかかわらず全く使われないものもあり、結局テントに泊ったのは6名中お一人だけだったそうです(笑) そんなことがありながらも、明け方には最後の目的であった雲海を見ることができたのこと。雲海は全部で4回も現れたそうで、こんなにたくさん見られることは滅多にないそうです。この時一緒にキャンプに行かれていた常連のお客様が、こだわりの豆でコーヒーを淹れてくださったそう。「雲海を見ながら淹れたての美味しいコーヒーと葉巻。最高だった~!」とおっしゃっていました。

(お客様撮影の雲海と葉巻)

一緒にキャンプに行かれた皆さまも「楽しかった~。最高だったね!」「次はいつ行きましょうか」と、さっそく次のキャンプのお話で盛り上がっておられました。
計画の段階から当日まで終始ドタバタのキャンプだったにも関わらず、最終的にしっかりと、しかも4回も雲海を見られたという常連のお客様方の強運には「さすがだな~」と思わず感心してしまいました。
 
いかがでしたでしょうか。当店に来店いただくお客様は個性的な方が多く、様々な年齢や職業の方たちがいろいろな興味深いエピソードを楽しそうにお話してくださいます。メルマガをご覧の皆様に店頭の雰囲気を少しでも感じていただけましたら幸いです。
これからもスタッフ一同、ベストコンディションの葉巻はもちろんのこと、お客様が葉巻を楽しみながら、いろいろなお話を気軽にできる空間をご提供できるようさらに精進していきたいと思っております。

ボリバー ベリコソ フィノス(キャビネット)
3,000 円/本
ラッパーの色が濃く、香りが強くなっております。

モンテクリスト No.5
1,650 円/本
2016年BOX ラッパーの色が濃く、ドローも良好です。

オヨー・ド・モントレー エピキュア エスペシャル

3,550 円/本

ラッパーの色が濃く、ふかふかでドロー良好です。

 

H.アップマン マグナム 46

2,500 円/本

ラッパーに艶があり、香りが強く、ふかふかの触感です。

ラモン・アロネス ジガンテス

3,400 円/本

色が濃くつやがあり、ふかふかの触感です。

サン・クリストバル・デ・ラ・ハバナ エル プリンシペ

1,400 円/本

ラッパーの色が濃く、ふかふかでドローも良好です。

キューバ産葉巻専門店 CubanCigar.jp
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美味しい葉巻との出会いは ココ から