キューバ産葉巻専門店 CubanCigar.jp メルマガ 132号(2022/1/15)

CubanCigarメルマガ読者の皆さま、新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬご愛顧を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて正月もあっという間に過ぎ去ってしまいましたが、皆様はお正月をいかがお過ごしでしたでしょうか。

私は旅行も外泊もなく、ほぼ家で休暇を過ごし、葉巻を吸いながら庭で焚火を2回やりました。

北九州といえど、さすがに外は寒いので、焚き火にはリフレクターを使用して輻射熱をこちらに集中させ、それだけではまだ足元が寒いので、コットの上にマットとシュラフと電気毛布という完全防備スタイルで臨みます。

流石にここまでやると、コットの中で軽く汗をかくくらい温かい! なので毎回、妻と二人して寝落ちしてしまい、組んだ薪が燃え進んで崩れるゴトッという音で目が覚めるのがパターンです。

夕暮れから徐々に暮れゆく空の変化を眺めながら、焚き火の炎を眺めていると、心の底からリラックスします。そして葉巻がさらにリラックスを深めてくれるのです。

ストレスの多い現代社会で戦っている皆様、ぜひ時間を作って葉巻を燻らし、心をリラックスさせる時間を楽しんでくださいね。葉巻を吸っている時間のリラックス感は、やはり極上だと私は思います

さて昨年11月に観光客の受け入れに舵を切ったキューバでしたが、オミクロン株の拡大を受けて、今年の1月5日からは再度、入国者への防疫強化措置となったようです。しかし日本からの渡航では、ワクチン接種証明の提示と、渡航の72時間前までに実施のPCR検査陰性証明を提示すればよく、隔離措置はまだ取られていないようです。しかし日本が鎖国状態のため帰国した時が大変なので、今はまだ海外への渡航は早いかなと思います。

昨年秋に日本からキューバへ行かれたバーテンダーの方のお話を店舗でスタッフが伺ったのですが、ハバナのLa Casa del Habanoの店頭に葉巻が全然無かったので、行った意味がなかったとのお話。また別の東京から来られたお客様からは、東京ではキューバ産葉巻がどこも品切れで、全然買えないというお話も伺いました。どちらも私が見た話ではないので一部の状況かもしれませんが、それにしてもこのようなお話を聞くのは、私としても初めての経験です。

ですが当店では、(仕入れ価格高騰により仕入れできる種類が制限されてはいるものの)まだ在庫は十分にある状況です。今後も皆様に普段どおりお買い物いただけるよう、努めてまいります。

さて今月のスタッフ通信で、昨年12月末に開催したCubanCigarクリスマスパーティーのレポートが取り上げられていますが、私も一参加者として今年もブラインドテイスティングにチャレンジしました。

昨年は1回目の回答で誰も正解者が出ず、2回目解答で私も正解を出したのですが、今年はどうだったでしょうか?葉巻屋オーナーの面目躍如となったでしょうか?
ちなみに答え合わせ前に私が述べた解答理由は以下のとおりでした。

「まず外観は非常に仕上がりがよく、巻き、ラッパー品質、ヘッドの形状が完璧。この外観からイメージできるのはまず、この葉巻。吸った感想は、一吸い目は外観の印象と異なりベゲロスっぽかったので一瞬混乱したが、吸い進めると風味が変化して、極上のスモークに。煙が濃密にして複雑で上質。ヘッドがピッグテールではないが、最も強く連想された葉巻はBHK52だった。なのでこの葉巻と解答。」

これだけ述べておいて正解を外すとなかなか恥ずかしいものがあります。結果がどうだったかは、スタッフ通信をお読みください。
(下の写真はブラインドテイスティングとは関係ありません)

それでは皆様、コロナで色々と不便や面倒もありますが、そんなことはさておき今年も葉巻の至福の煙を燻らして、日々を楽しく過ごしてまいりましょう!
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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Cigar Aficionado は、アメリカで発行されている世界で最も読者の多い、葉巻専門情報誌です。(Insiderは、そのウェブ版マガジンです。)

今回はCigar Aficionado2021年11、12月号から3点をご紹介します。
近々2021年のランキング発表がありますので、そちらの掲載もお楽しみに!

 
                                          6,000/本
92 Point
ヴィトラ:ラギートNo.1
ボディー:ミディアム
喫煙時間:約 110分

香ばしさと甘さが複雑に絡み合うこの長いランセロは、少しフローラルで草のような香りから始まり、トースト、ブラックペッパー、ミネラルのベースの上に、シナモン、カプチーノ、キャラメルのノートが花開きます。

 
                                            2,300/本
92 Point
ヴィトラ:ロブスト
ボディー:フル
喫煙時間:約 45分

柔らかくプレスされたフラットヘッドとトリプルキャップの葉巻です。レザーとスパイスが前面に出ており、それと同時にオーク、クルミ、ホワイトペッパーを中心とする風味が、グラハムクラッカーのフィニッシュの前に複雑さをもたらしています。

 
                                            4,500/本
91 Point
ヴィトラ:ロブストエクストラ
ボディー:ミディアム
喫煙時間:約 90分

この赤褐色でオイリーな葉巻の燃焼はやや斜めですが、ドローは良好です。最初はフローラルで、レザーのような質感を帯びた後、シダー、キャラメル、ナッツの甘いスモークへと変化していきます。

今月は、メジャー路線からやや離れた葉巻3本が、レビューに登場です。

トリニダッド フンダドレスは、葉巻界トップのキューバ産葉巻の中でも間違いなくトップクラスの葉巻で、私個人としてはコイーバ ランセロと甲乙つけがたい葉巻です。レビュー点としては93、94点でも良いくらいの葉巻ですね。


ラモン・アロネス スペシャリー セレクテッドは、H.アップマン コネスールNo.1などと同様に、目立たない名葉巻で、50本キャビネットの方がより良いものの、ドレスボックスでも十分に美味しい葉巻です。92点は正当な評価でしょう。

 

オヨー・ド・モントレー レ・オヨー・デ・サンファンは、リングゲージ54のファットな葉巻で、オヨーシリーズの中では、しっかりめボディーの葉巻で、サイズからも十分な吸いごたえが楽しめる葉巻です。個人的にはまれに、やや若さを感じることがあるので、1~2年熟成させてから吸ったほうが、より楽しめるかもしれません。

3本ともレビューで高く評価されているように、どれを吸っても間違いのない葉巻です。まだ未経験の葉巻があれば、ぜひ試していただきたい3本です。

  スタッフ通信   

CubanCigar江藤です。

メルマガをご覧の皆様、あけましておめでとうございます。
何かと慌ただしい年末年始、皆様はいかがお過ごしでしたか?
全国各地で緊急事態宣言も明けて、帰省など久しぶりの遠出を楽しんだ方も多くいらっしゃったことと存じます。
私はと言いますと、昨年の最終営業日を終えスタッフ3人で、忘年会をいたしました。
当店のある福岡県の北九州市から博多まで出て、美味しいもつ鍋をいただいた後は、シガーバーへ。
コッテリとした食事の後の葉巻は格別で、また本当に数年ぶりに訪れた博多!目に映るもの全てが新鮮に感じ、なんだが久しぶりにとても「ワクワク」する感覚を味わいました。
久しぶりに「よく遊んだ‼」と感じられる、とても良い年末を過ごすことができましたが、年始はずっと寝正月で過ごしてしまい…。まあでも、おかげでゆっくりと休養できたので今年も何かと頑張れそうです。

さて、当店では年末に毎年恒例のクリスマスパーティーと、その翌日YouTubeライブ、年内最後の「葉巻談義&オンラインシガーミーティング」を行ました。

まず、葉巻専門店ならではのクリスマスパーティーということで、今回はどのような内容だったのか?写真を交え、ご紹介させていただきます。

【お客様にお持ち寄りいただいたドリンクで乾杯!】

【ウェルカム&フリーシガーもご用意】

【イベント① ブラインドテイスティング】

リングを外した葉巻の銘柄を当てるもので毎年、葉巻愛好家の皆様が頭を悩ませるイベントです。
今年こそはと皆様真剣な表情をされ、テイスティングが行われました。

ちなみに今回の正解は「コイーバ ロブスト」正解者は常連様の40代男性と、当店オーナーの片岡の2名。
正解された40代男性のお客様へ、「答えの決め手は?」と伺ったところ、「まずラッパーなど、仕上げがとても綺麗!ドローも良くきれいな灰ができることから間違いないと思った。」とおっしゃられていました。

また、お配りした「コイーバ ロブスト」にもそれぞれ個体差があったようで、残念ながら今回は不正解だったお客様からは、「灰がもろいので絶対違うと思った」「かなりフルボディな味わいで別の銘柄と間違えた」などのご感想をいただきました。
私は挑戦したことはないのですが、毎年なかなか正解者が出ない様子から、ブラインドテイスティングは本当に難しそうだと感じます。

 

【イベント② ロングアッシュコンペティション】

葉巻の灰の長さを競うイベントですが、かなり過酷な競技なので、制限時間3分の短期戦で実施。
皆様、限られた時間で長い灰を作るため、ハイペースで吸っていきますので、葉巻の味が辛く感じるようで、苦悩の表情されている方も多くいらっしゃいました。

【恒例のプレゼント交換を終え、集合写真の撮影】

昨年はライブ設備のあるカフェを貸し切り行い、それはそれで大変賑やかで盛り上がったのですが、今回はゆっくりと時間が流れるような、とてもアットホームな雰囲気のパーティーとなりました。
皆様、終始穏やかな表情で歓談を楽しまれ、忙しい年末の束の間に「葉巻愛好家にとっての癒しの時間」をお過ごしいただけていたならば、私たちスタッフにとっても大変嬉しいことだなと思いました。

そして楽しかったクリスマスパーティーの翌日には、YouTubeライブにて「葉巻談議・葉巻の沼」を配信し、その後、恒例の「オンラインシガーミーティング」を開催いたしました。
年末の忙しい中にもかかわらず、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
まず、まだご覧になっていない方もいらっしゃるかと思いますので、「葉巻談議・葉巻の沼」の内容を簡単に説明いたしますと、常連のお客様でオーナー片岡とは音楽仲間でもある原田様をゲストにお迎えし、「葉巻と出会って今に至るまで」をテーマに、現在進行形でハマり続けている「葉巻の沼」について、語り合うという内容でお送りいたしました。

こちらは録画公開しております。ぜひご覧になってみて下さいね。
「葉巻愛好家」にとって、共感できる内容も多く、きっと楽しんでいただけると思います。

さて、ライブ配信後に開催した「オンラインシガーミーティング」の中で、特に私が印象的だった会話を一部抜粋し、ご紹介したいと思います。
※オ:オーナー片岡 Y視聴者:YouTube視聴者様

【割れてしまった葉巻の補修方法について】

オ:どうしても割れシガーが出てしまうことがあり、酷いものだとヘッドの付近からばっくりと裂けるように割れてしまったり、ラッパーがボロボロになっていたりするものもあります。

こいったものは販売出来ないので除けている#x308B;と、徐々に溜まってきます。

ただ、これらの廃棄品となった割れシガーの中にも、吸えるか吸えないかギリギリのものあり、捨てるのが忍びないので、吸ってみています。

Y視:昔からあるクリームのようなヤマトのりでくっつけるといいと聞いたことがあります。あれって天然素材で出来ているので安全なんですよね?

オ:そうですね。でんぷんのりは大丈夫でしょうね。ただし保管する際にカビの養分になる可能性があるので、吸う直前だったら補修に使ってもいいと思います。

ヤマトのりは、自分は持っていないのですが、割れシガーを吸う際に補修が必要だった時には、ご飯粒を潰して使用したことがありますよ。
虫食いの穴の場合は、カットしたヘッドの破片を丸めて穴に詰めて吸ったりもします。

Y視:セロテープで貼って吸いましたが、すぐに後悔しました。

オ:セロテープはやめた方がいいですね。

Y視:ご飯粒などで、補修した葉巻は味に影響がありますか?

オ:吸ってみた感想として、味には影響はなかったですよ。

皆様、割れシガーには悩まされたご経験があるようで、様々な方法を試し、吸うための工夫をされていたようですね。
YouTubeを通して、こういったお悩み解決のために「意見交換」ができる場となったことは、大変嬉しく思いました。

またシガーミーティング中、営業していた店舗が22時に閉店した後、スタッフ2名も、割れシガーからそれぞれ「H・アップマン コネスールA」「オヨー・ド・モントレー リオ セコ」選んで、吸ってみました。

その場にいた皆で吸い比べをしてみたのですが「H・アップマン コネスールA」はしっかりと味わい深く、「オヨー・ド・モントレー リオ セコ」はフルーツのような軽やかな味わいと意見が一致。
どちらも、割れシガーとして販売されず、ストック期間が長くなっていたため熟成されて、とても美味かったです。
また後日談ですが、配信を見てくださった方が、「オヨー・ド・モントレー リオ セコ」が、気になったようで「どんな味なんだろう?と思って」とご来店してくだいました。
葉巻の味もお気に召していただけ、「いつもYouTube見てます!」と励みになる嬉しいお言葉をいただきました。当店ではこれからもYouTubeだけでなく、様々な方法で「葉巻の楽しみ方」についてご提案を続け、もっともっと「葉巻のある生活」を楽しいでいただけるよう励んでまいります。

今年も葉巻愛好家の皆様に楽しんでいただけるような様々なイベントを計画していきたいと考えております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ボリバー ベリコソ フィノス
3,200 円/本

ラッパーの色が濃く、艶があり、ドローも良好です。

コイーバ シグロII
3,350 円/本

2017年ボックス。熟成が進んでおり、色艶も良いです。

モンテクリスト No.1
2,550円/本

2018年ボックス。熟成が進んでおり、香りが良いです。

モンテクリスト No.4
1,900 円/本

2018年ボックス。色艶が良く、香りが強いです。

H.アップマン コネスールA
4,200 円/本


ラッパーの色が濃く、ふかふかの触感です。

ベゲロス マニャニタス
2,000 円/本

2016年ボックス。
熟成が進んでおり、ドローも良好です。