CubanCigarメルマガ読者の皆さま、ごきげんよう。
今年は空梅雨で、6月末から猛暑の夏に突入しましたね。私の家の前の田んぼは、オタマジャクシがカエルになるよりかなり前に梅雨明け⇒猛暑に突入したので、オタマジャクシが干物になるんじゃないかと心配しました。しかし今年は田んぼの水位が高く保たれていたので、無事に大量の一年生アマガエルが庭にやってきています。
先月のメルマガでは、キューバ産葉巻を取り巻く厳しい現状をお伝えしましたが、その後良いニュースは入ってきていません。円安もさらに進行していますね。
その結果、当店で仕入れ可能な葉巻が、片手で数えられる程の種類に減っています。それも十分な本数を仕入れられればまだ良いのですが、本数も限られているという厳しい状況です。
こういう状況が長く続くと、葉巻愛好家の方のキューバ離れが起きてもやむを得ないと感じています。定価制がここまで、キューバ産葉巻の首を絞めることになるとは、私も、正規輸入代理店も予想しなかった事です。
6月末に、キューバのLa Casa del Habanoでも一斉値上げが実施されたとのこと。これで、キューバへ行って買い付けても、関税、たばこ税、消費税を輸入時に支払うと、ほとんどの葉巻が国内定価を超える状況となりました。
こうなると懸念されるのが、定価よりも高い価格で、闇で個人売買が行われることです。こういうことをする人は、再入国時に課税申告も行わなかったりするので、ただでさえ謎多きキューバ産葉巻を、ますますアンダーグラウンドな印象にしてしまう懸念もあります。キューバ産葉巻を日本でもっとオープンな文化、楽しみとして普及啓蒙していきたい私としては憂慮すべき状況です。
キューバの経済状況はかなり酷いようで、6月にキューバへ行った方から聞いたのは、タクシーが全くつかまえられない(走っていない)、バス等の公共交通機関も間引き運行、物資不足により、ホテル・ナシオナルのバーですらモヒートが出せない…など。La Casa各店の葉巻在庫も少なく、店頭ではCOHIBAは皆無だったとのこと。(アナザーヒュミドールにあるのかもしれませんが)
コロナ期間中に二重通貨からCUPに通貨統一したキューバですが、公定レートと市場の闇レートに5~6倍の開きが生じているそうで、現地通貨も非常に混乱しているようです。(闇レートなら5~6倍のCUPが手に入る)
この影響で、LCDHでは現金による支払いが出来なくなっているとのこと。クレジットカードなら、公定レートで縛ることが可能ですからね。
今後、円がせめて100円/$くらいに戻れば話しは別ですが、当面それも可能性は限りなくゼロに近い状況なので、非キューバ産の葉巻取り扱いを始めることを検討しています。具体的銘柄候補リストアップはまだこれからですが、再びキューバ産を自由に楽しめるようになるまでの代替葉巻を見つけ出して提供する責任をヒシヒシと感じています。
さてこのような状況下ではありますが、2週間後の週末29日(金)に、20時から今年6回目の「オンラインシガーミーティング」を開催いたします。キューバ産葉巻受難の時期ではありますが、この時だけは、皆さんと楽しく葉巻をくゆらしつつ楽しみたいと思っています。
多くの皆さまのご参加を、心よりお待ちしています。