2月下旬に7ブレンド×2ヴィトラ(ペティコロナ、ロブスト)、あとサンプルヴィトラのペルフェクト1つ各10本、計150本が到着。航空便で1週間ほどかけて来ているので、本当は2週間ほど調湿(主に加湿)してから吸うのがベターなんですが、気になってそんなの待てないので、到着初日からテイスティング開始。各ブレンドの概要は以下のとおり。
[説明]
フィラー F1:ボラード、F2:セコ、F3:ビソ(キューバで言うところのリヘロ)
南米某国産タバコ葉A,Bはいずれもキューバ由来品種
[7種類のブレンド]
No.1
F1:ニカラグア、F2:南米某国A、F3:ニカラグア
No.2
基本ブレンドはNo.1と同じ。F2の割合を10%増加
No.3
F1:ニカラグア、F2:南米某国B、F3:ニカラグア
※No.1のF2をキューバ由来品種A⇒Bに入れ替えたブレンド
No.4
F1:南米某国A、F2:南米某国A、F3:南米某国A
フィラーに南米某国産Aだけを使用したブレンド
No.5
F1:南米某国B、F2:南米某国B、F3:南米某国B
フィラーに南米某国産Bだけを使用したブレンド
Spain
F1:ニカラグア、F2:ニカラグア、F3:ニカラグア
ニカラグアでも最上質なタバコ葉を厳選ブレンド、2023年7月から開発を続けていたブレンドの最終形
Mecanizado
F1:ニカラグア、F2:ニカラグア、F3:ニカラグア
ショートフィラー、機械巻、若者向け1,000円未満の美味しいデイリーシガーを新たにリリースしようと開発
南米某国A,Bというのが実に思わせぶりですね?分かります。
今回のブレンドがキューバ産と同等レベルまでであれば国名公表しても良いかと思ったのですが、南米某国A,Bを使用したNo.1~5のブレンド中4ブレンドが、キューバ産を超える美味しさを達成。正直な気持ち、奇跡が起きたのかと思いました。海外含め、万が一他社にブレンドをマネされても困るので、国名非公表とすることにしました。
全種類を3本ずつ(×15種類)45本吸い終え、1ブレンドにつき6本ずつ吸ったので、各ブレンドの傾向は概ね把握出来ました。
[レーティング点数基準]
93~95点:至福、極上の吸い心地、是非また吸いたい
90~92点:美味しい、また吸いたい
87~89点:美味しいが、何かマイナス要素がある
84~86点:美味しくない、次はもう吸いたくない
No.1、2
94~97点、古き良きキューバ産(2000年頃のクラシックヴィトラ)を彷彿とさせる、一言で言うなら「オールドハバナ」の風味。No.1ロブストで97点だった個体は、コイーバBHKと同等かそれ以上という美味しさで、思わずひっくり返りそうに。とっさに机の端っこを掴みました。
近い風味:モンテクリスト、コイーバ
No.3
94~95点、古き良きキューバ産としか思えないような風味で、No.1,2と違うのはウッディー系キューバ産というところ。でも甘みと香ばしさも充分。
近い風味:H.アップマン、ベガス・ロバイナ
No.4
92~95点、95%は王道のキューバ産の甘みと香ばしさですが、5%くらいノンキューバとも違う独特の風味を持っています。個性的な香ばしさが突出していると言うか…。美味しいんですが、複雑さが僅かに足りないのと、特徴の癖がやや突出していて、バランスが満点ではない印象。スローに燃え、灰は信じられないくらいしっかり。
No.5
94~96点、めちゃくちゃ美味しくて実に香り高く上品。フローラルな香りが特徴で、甘みも凄い。超上質なキューバ産の印象。スローに燃え、灰は信じられないくらいしっかり。
近い風味:ラモン・アロネス、美味しい時のロメオ
Spain
92~94点、No.1~5には僅かに届かないものの、穏やかで風味豊か、且つバランスが良く、心地良い風味。僅かに3%ほどキューバ産から外れているかな?という印象。派手さはないけど穏やかに美味しい葉巻。吸い疲れゼロ。
Mecanizado
92~94点、まず巻きが荒々しい。実に荒々しい。24年間プレミアムシガーしか吸ってこなかったので、この外観の違和感は強烈。そして見た目から否応なく想起させされる「大丈夫?」という予測を、ちゃぶ台返しでひっくり返してくる美味しさ。甘み、香ばしさ抜群で、複雑さとバランスも兼ね備えています。一言で説明するなら「甘栗」
ショートフィラーなのでフラットでカットすると葉っぱが少々口に入ってきますが、1,000円以下のデイリーを目指した葉巻、そんな事はマイナスと思わないほどの美味しさ。でも見た目はそう、とんでもなく荒々しいんです。