葉巻の種類

【プレミアムシガー】

香料などの添加剤を一切使わず、タバコ葉だけをオールハンドメイドで巻いた葉巻。その素材には、細かく刻んでいないロングフィラーと呼ばれるタバコ葉が使われ、シガーローラー又はトルセドールと呼ばれる葉巻職人達によって生み出される。温湿度管理を必要とし、一般的にはヒュミドールという葉巻専用の保管箱に保存される。保管状態が良ければワインのように熟成が進み、より深い味わいへと変化を重ねていく。

代表的な生産国はキューバ、ドミニカで、その他にもホンジュラス、ニカラグア、アメリカ(フロリダ)などのカリブ・中米諸国や、フィリピンなどでも生産されている。
価格は1本当たり、1,000~4,000円程度が主流。

【マシンメイドシガー】

機械を使って巻かれた葉巻。
プレミアムシガーよりも葉巻表面の巻きの状態が粗いものが多く、外観はプレミアムシガーに劣る。香料や保湿剤などが添加された物、ショートフィラーと呼ばれる刻んだタバコ葉を巻いた物などが多い。一般に温湿度管理を必要とせず、長期熟成も期待できない。
キューバ産のマシンメイドシガーは、近年その種類が削減傾向となっており、プレミアムシガーへのシフトが続いている。
価格は1本当たり数百円程度のものが主流。

【マシンメイドハンドロール】

葉巻は内側から3層で巻かれており、この内側2層までを機械で巻き、仕上げの外側1層
(ラッパー)をハンドメイドで仕上げた葉巻。

キューバ産シガー

名実ともに、最高のプレミアムシガーを世界に送り出しているのが、カリブの小国キューバ。
アメリカ合衆国から経済制裁を受けており、キューバ産の葉巻はアメリカへは輸出、持ち込みできない。しかし巨大な外国資本による効率化、機械化が進んでいないことが逆に、キューバ産シガーを守り育てているとも言える。
ヨーロッパを中心とする市場からのニーズは非常に高く、世界的禁煙ブームの昨今にあっても需給はタイトな状態にある。
代表的ブランドには、コイーバモンテクリストロミオ・イ・ジュリエッタなどがある。
ハバナシガーとも呼ばれる。

【ドミニカ産シガー】

キューバに並ぶ最高品質のプレミアムシガー生産国で、地理的にもキューバに近いカリブ海に位置する。
代表的ブランドのダビドフは、キューバ産シガーに勝るとも劣らない味わいと品質を兼ね備えたシガーで、特に葉巻の構築に関しては世界最高であると言ってよい。
代表的なブランドには、ダビドフ、アヴォ、ジノ、グリフィンなどがある。

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