2025年11月9日(日)CubanCigar シガーパーティー 2025 レポート

2025年11月9日(日)、キューバ産葉巻専門店 CubanCigar 店舗(北九州市)にて、シガーパーティーを開催しました。この記事では、そのシガーパーティーの内容について、主催者である代表の片岡からご紹介いたします。

パーティーは昼と夜の二部制で開催し、プログラムはどちらも同じ内容でした。
目次
ウェルカムシガー
ウェルカムシガー(Media Rueda de la Vida12種)
パーティーでは全て吸い放題
パーティー参加特典シガー
ご来場いただいた方への特典として、私が個人所有している下記の激レアシガーから、1本を選んでお持ち帰りいただきました。
エル・ラギート工場製 5年以上熟成
- コイーバ BEHIKE52
- コイーバ BEHIKE56
- コイーバ エスプレンディードス
- コイーバ ランセロ
この1本は、皆さんかなり悩んでおられましたね。一番人気はBEHIKE56、入手が極めて困難なだけでなく、現在の定価は57,200円ですからね。パーティーチケット代6,000円から考えると…。ちなみに、私ならエスプレンディードスを選んでいたと思います。大好きなんですよ。
「どれにしようかな~、難しいねー!」と笑顔満面の常連様。ずいぶん悩まれたあと、ランセロをお選びに。
ヘラルド氏の略歴紹介
今回のメインゲスト、ヘラルド・ラモス氏の紹介
ヘラルド・ラモス氏は、当店CubanCigarのオリジナル葉巻の中でもフラッグシップブランド「Media Rueda de la Vida」の共同開発者で、その葉巻製造工場の代表です。氏の略歴は以下のリンクから。
葉巻ローリングのデモンストレーション(前半)
今回のデモンストレーションでは、現在新ブランドとして開発中の最新版テストブレンドで巻いてもらいました。メディア・ルエダと同等以上を目指しているブレンドです。
デモンストレーションの前半は、モルド(葉巻の型)でバンチ(バインダーでフィラーを巻いてプレスした葉巻の原型)を作るところまで。通常は最低でも1時間以上プレスを行うのですが、パーティーは3時間という制約があったため、30分間だけプレス時間を取りました。
使用するタバコ葉の説明
参加者の方には使用するタバコ葉5種類(フィラー3種、バインダー、ラッパー)を、実際に触って、香りを嗅いでいただきました。何人もの方が「良い香りがする!」と驚いておられたのが新鮮な反応でしたね。

フィラーを重ね、手でちぎっては足し、バンチ前のフィラーの長さ、葉の量とブレンドの均一性を調整し、バインダーで巻く前の工程。

バインダーでフィラーを巻いた後、モルド(葉巻の型)に入れ、プレスする。

モルドでプレスしたバンチ、ここから約30分間のプレス。葉巻工場では実際、もっと長くプレス時間をとります。このプレスにより正確なリングゲージが決まります。(プレス時間が足りないとリングゲージが太い葉巻になる)

プレス時間中に、バンチを一度取り出し90°回転させて、モルドの雄型、雌型の間で発生するバリを滑らかにするため再プレスを行います。
スロースモーキング大会
30分間のバンチのプレス時間を利用して、スロースモーキング大会を開催しました。
ペティコロナサイズの葉巻を使用して、一度着火した後は途中火を消さず(再着火禁止)、リングを燃やす直前までの時間を最大にするようゆっくりと葉巻を吸うゲーム。世界大会もあるこのゲームの30分短縮版を実施。世界大会の優勝者は5時間くらいかけて吸うそうですが、パーティー時間に収まるよう、今回は30分間吸って最も長く葉巻が残っていた方が勝ちという時短ルールです。

各自、ライターで着火してから試合開始。普段とは違い、吸うペースを意識的に遅くする必要があり、それが難しい。元々吸うペースが速い方からは「いやー、我慢して吸うのもストレスが溜まるね~!」との声も聞かれる中、皆さん笑顔でスロースモーキングを楽しんでおられました。
私も参加したのですが、何と一番目に火が消えて脱落。何ともふがいない…。練習しておかないと、思ったよりも難しいですね。


30分経過後、残った葉巻の長さを確認。遠方から来られた、日本地区予選の参加経験もあるお二方が、一位と二位を獲得。三位は、遠方の方と地元常連様の2名が同成績だったのですが、地元の常連様が、遠くから参加された方に勝ちを譲られました。美しきスポーツマンシップ!

上位3名様への賞品は、トップから①位 コイーバ ロブスト、②位 パルタガス セリーP No.2、③位 コイーバ シグロⅠでした。おめでとうございます!

その後、日本の予選経験者であり今回の優勝者の方に、スロースモーキングのコツをご講義いただきました。お話を聞いてみると、確かになるほどという内容。ノウハウの内容は、パーティーに参加された方のみ知ることができた幸運ということでご了承ください。
葉巻ローリングのデモンストレーション(後半)
ここからは、葉巻ローリングのデモンストレーションの後半です。スロースモーキング大会で30分以上が経過し、バンチのプレス時間が取れました。

ラッパーは、ラッパーを巻いた後に螺旋の重ね部が綺麗に仕上がるよう、まずラッパーの上下をカットします。そしてモルドから取り出したバンチをそのラッパーで巻いていきます。
巻くのはバインダーと同じくフット側から。逆にヘッドから巻き始めてフット側で終わると、糊でとめていても燃え進んだ後にラッパーがほどけてくるためです。
そしてこれもバインダー同様ですが、ラッパーはタバコ葉の表面(空を向いた面)を下にした状態で巻いていきます。葉脈を葉巻の表面に出さないためですね。葉巻の表面を滑らかに仕上げるのに大事なポイントです。
デモンストレーションは、ヘッドのキャップとフットのカットを仕上げずに終了。デモ実演で葉巻を巻き上げたら、たばこ事業法に抵触するのかどうか不明ですが、日本では製造たばこはJT一社のみが製造できると法文にあるので、一応法に抵触しないよう配慮したデモ実演としました。
ブラインドテイスティング
次のプログラムは、ブラインドテイスティング。リングを外したブランド不明の葉巻を吸ってみて、葉巻ブランド名、葉巻名を当てるクイズです。今回はキューバ産限定、ペティコロナでトライしていただきました。
当初は昼の部から私も参加予定だったのですが、当日に二部(夜の部)の参加予定者2名が急遽一部(昼の部)参加に変更になったため、私が参加する葉巻が足りず私は観戦にまわることに。出題葉巻の選定はスタッフの矢野に任せており、私も何の葉巻か知りません。

皆さん難しい顔をして何の葉巻か探っています。スマホで当店のHPを見て、何の葉巻だったらありそうなのか?探しておられる方も(笑)
一部は6名参加だったのですが、解答が出そろうと、何と全員がロメオ・Y・ジュリエッタ。ロメオNo.2が4名で、あとはセドロスデラックスNo.3、ペティコロナと答えられた方が各1名。これでロメオ No.2だったら凄いぞ…と思っていましたが、葉巻を選んだ矢野からの答え合わせは何と、「正解者はいません!」ズコーッ。
これじゃあ、準備した賞品のキューバ産葉巻も行き場がないということで、全員第2回目の解答をしていただくことに。2回目解答では無事2名の正解者が出て、正解はポールララニャガ ペティコロナでした。正解者お二人には正解賞品のオヨー・ド・モントレー エピキュアNo.1を贈呈。
YouTubeライブにも参加いただいているクックパパ様。正解、おめでとうございました!
そして第二部(夜の部)のブラインドテイスティングは参加者8名+私、の計9名でスタート。第一部の葉巻と同じとは限らない条件です。二部の葉巻が何かは、一部と同様に私は聞いていません。このあたり、私もガチで楽しもうとしています(笑)
吸い始めてからの私の感想は、「ん?これ本当にキューバだよね?」という微妙な味わいと香り。直前に最新サンプルブレンドを吸っており、これが結構美味しかったので、かえってややこしいことに。確かにギリギリでキューバ産の香りはするのですが、キューバ産葉巻のアベレージには届かない複雑さとバランス。ハッキリと「これだ!」と思える葉巻がなかなか頭に浮かんでこず、悩んだ末に消去法で「ある葉巻」を回答。
20分ほどで9名全員の解答が出そろいました。
これは、実に興味深い結果です。
【 9名の解答 】
モンテクリスト No.4: 4名
モンテクリスト(葉巻名なし): 2名
オヨー・ド・モントレー エピキュアNo.1: 1名
オヨー・ド・モントレー(葉巻名なし): 1名
ロメオ No.2: 1名
9人中6名がモンテクリストと回答、他2名はオヨー。エピキュアNo.1はヴィトラから違います。もっと色々キューバ産を吸って勉強しましょう。
正解発表前にこの解答結果を見た私の素直な感想は「えぇーー!?」です。
まず一番に思ったことは「あれがモンテのはずがない。」ということ。とりあえず矢野に「この解答の中に正解があるか?」と尋ねると「この中に正解はあります。」との返事。参加者からは、「お、おぉーっ…」という期待のこもった感嘆が(笑)
そして正解が何だったのかを、まず始めに私だけに矢野から耳打ちしてもらいます。「せ、正解は、ロメオ No.2です。(小声・申し訳なさそうに)」
「えっ、マジ!?」ガーン!まずい、自分だけが当ててしまった!参加者の正解ゼロ?賞品も準備してるし、これは、第二回解答に進むべき?
…いや待てよ、解答は6名がモンテ、2名がオヨー、明らかにこの葉巻(ロメオ)のプロファイルは違う。これで第二回解答に進んだとしても、あとは全員当てずっぽう解答にしかならん。ダメだ、ゲームの本質を考えると、今回は第二回解答はない。決断しろ、オレ!(ここまで0.2秒)
「(片岡)えー私から、正解を発表します。正解は、ロメオ No.2でした!」
参加者からは戸惑いの表情と共に、低く静かな「え、えぇ~~!?」という驚き混じりの落胆の声が(笑)
「ということで、正解は私一人で、他正解者なしでした!」
その後、第二回目の追加解答を行わなかった理由、私がロメオ No.2を選んだ理由を説明。
吸ってみた味わいと香り、そのプロファイルから探るという一番重要なプロセスを抜きに山勘で答えてしまったら、ブラインドテイスティングは、ゲームとしての本来の面白さが失われてしまいます。

「いやいや、遊びなんだから、そこは…」というご意見も聞こえてきそうですが、仮に第一部のブラインドに私が参加していたら、ポールララニャガ ペティコロナ、これも恐らく私は当てています。第一部に参加された6名様、第二回解答があってラッキーでしたね!(笑)
ポールララニャガ ペティコロナは分かります。個体が若くても熟成していても、特徴がハッキリあるからです。でもまぁこれは、私のヒュミドール常備品だったこともあり、これまで500以上本は吸っているでしょうから、正解して当然と言えば当然なのですが。ちなみに、コイーバ、モンテ、パルタガス、ボリバー、オヨー、ラモアロ、トリニダッド、サン・クリストバルあたりもブラインドでだいたい分かる気がします。アップマン、パンチ、このあたりが鬼門かもしれません。パンチは、うっかりモンテと答えそうで、これが出されたら難しい出題ですね。
結論、ブラインドテイスティングは難しい。しかし、吸った経験が多くあれば不可能ではない…です。キューバ産がコロナ禍以降どんどん高くなり、若い方や、まだ吸い始めて年数が経っていない方は、恐らく充分なキューバ産葉巻の喫煙経験数が不足してたのかもしれません。最近もずっと、手に入る葉巻の種類がかなり限られていますからね。
ということで、第二部のブラインドテイスティングは、最大級に私が空気読めない答えを出す結果となってしまいましたが、当てたからといって偉いわけでも何でもなく、キューバ産葉巻専門店代表のメンツを何とか保ったくらいの話でした。しかしそれでも、当てたときの爽快感はなかなかのものですよ。またこの先、CubanCigarのイベントでブラインドをやるかもしれません。それまで是非皆様、いろいろな葉巻を吸って、経験を積み重ねてみてください。
ちなみに…、次回の出題はキューバ産からとは限りませんので、当店のオリジナル各ブランドも、各種吸ってみておいてくださいね!(笑)
参加者の葉巻巻き体験
パーティー最後のプログラムは、希望者による葉巻巻き体験。第一部で1名、第二部では2名の方が葉巻を巻く体験にトライされました。
お一人目、YouTubeライブはロム専のお客様。次からはチャットでご参加をお願いします!
お二人目、YouTubeライブ常連のWOOJ様。葉巻を巻く手際が良すぎて、ヘラルド氏も驚嘆
三人目、今回一番苦戦されていたお客様。ヘラルドから熱い指導を受けて、何とか完成目前へ
これは日本では、まず普通には経験できない貴重な機会だったと思います。参加された方も、周りから観覧している方々も、どちらも本当に楽しそうでしたね!
記念撮影
最後に、参加いただいた皆様でヘラルド氏を囲んで記念撮影をさせていただきました。
第一部参加の皆様と
第二部参加の皆様と
今回のように、葉巻生産者をニカラグアから招待して直接話を聞く機会というのは、私自身初めての取り組みでした。パーティー中、参加された皆様の様子をうかがっていると、本当に皆さん葉巻が好きで、パーティーを楽しんでおられたのが何より印象的でした。
ヘラルド氏には今回、私がニカラグアへ行くときと同じく往復5日間かけて日本に来てもらいました。再度、日本へ招待するのは簡単ではないと思いますが、次段の開発中葉巻のブレンドがもし完成したら、発売開始のローンチ記念に招待する可能性はゼロではないかもしれません。現時点ではまだ何も決まっておらず、まずはブレンド開発のゴールテープを切ることが先決なのですが。
というわけで、長くなりましたが11月9日(日)開催のCubanCigar シガーパーティー2025の様子をお届けしました。内容を知って、「行っとけば良かった~!」と思った方、チャンスは一度きり、という事も世の中にはあります。次回は貴重な機会を、ぜひお見逃しなく!
![[キューバ産葉巻専門店] CubanCigar.jp](https://cubancigar.jp/blog/wp-content/uploads/2020/06/6211bc5a34b3936e73437face4c88e89.png)

![[キューバ産葉巻専門店] CubanCigar.jp](https://cubancigar.jp/blog/wp-content/uploads/2020/06/842522a30bddef97d178726ffb921b76.png)

































































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