葉巻は体に害があるか?

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目次

前段

(執筆/キューバ産葉巻専門店 CubanCigar 代表 片岡 利雄)
このコラムは「葉巻は体に害があるか?」をテーマに、私個人の考証を取りまとめたものです。内容は研究成果の論文発表などでは全くなく、世の中にある事実とそれらの因果関係考察から、真実を読み解こうする一個人の「論理考証」です。なので、間違っても葉巻の専門家による権威ある論文などと思わないでください。

また、世にある各種事実の因果関係からタバコの害についてを俯瞰的に見ようとする内容ですので、内容は葉巻やタバコにとどまらず、健康に関わる様々な内容にまで広がります。「葉巻は体に害があるか?」という疑問の直接解を発表する記事ではありませんので、その点は前もってご承知下さい。

なお私個人としての現段階の「葉巻の身体への害」に関する考えは、この章の「1.4.葉巻の害に関する私の考え」に書いていますので、先に読みたい方は目次のリンクからどうぞ。

本編の前にまず、お話しておくべき各種の前提条件を整理しておきます。

葉巻は嗜好品。さて「嗜好品」とは?

まず、万物全て「過ぎたれば及ばざるが如し」で、何でも行き過ぎれば良くないことになります。例えば、健康のためと思って飲むビタミン剤、これが油溶性ビタミンだと、飲みすぎると肝臓を悪くしてしまいます。肝臓の能力を超え代謝しきれなくなるからです。

もう一つ重要なポイントがあります。葉巻(たばこ)はお酒と同じく、大人にのみ許された「嗜好品」であるということです。

アルコール依存症という病気があります。飲みすぎれば、人によっては病気になることが知られています。「人によっては」と書くのは、万人がそうなるとは限らないからです。アルコール依存症は明らかに健康上の害ですが、だからと言って、日本の社会において「お酒は100%害悪だ」との認識はないようです。なぜなら、お酒を飲むことは、良い面、悪い面の両面を合わせ持っているからです。

このお酒、そして本題の葉巻(タバコ)は嗜好品です。「嗜好品」は、「老いた日に、口で好む品」と書きます。つまり嗜好品とは、子供にはわからない「大人にのみわかる味わいの楽しみ」を意味しているのです。そして嗜好品は、善悪両面合わせ持っているからこそ、分別ある(であろう)大人にのみ許されています。
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葉巻の害を自ら考察する意味

私が「葉巻の害」について考察する理由は、世間一般常識として認識されている誤った情報や、白か黒でしか物事を考えないステレオタイプ思考に基づく偏った価値観とは、別の場所に身をおいておきたいと考えるからです。知りたいのは真理です。

世論や世間の常識にただ無意識に同調していると、大事な真理を見落とす危険性があると私は考えています。先頭の羊がどこに行くのかも知らず、ただついていくだけの羊の群れのようなものです。先頭の羊が全面的に信じられるのなら、それで良いのですが。
そこで本題の葉巻から話は少しそれますが、同じ健康に関わる話題ですので、一例を挙げて「何でも信じてしまう危険性」について、説明してみたいと思います。しばし、長めの脱線にお付き合いください。
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新型コロナにおける真実

2020年の世界的なコロナ禍においては、正誤を問わず様々な情報が社会を駆け巡りました。日本において最も大きな影響力を発揮したのは、民放テレビのワイドショー番組とYahoo!ニュース、そしてSNSだったのではないでしょうか。

現代のニュースの大半は金儲け

まず、この三者に共通していることは「ビジネス(=金儲け)」であるということです。民放テレビはスポンサーからの広告料を得るために、視聴率を上げることが最優先の大義です。Yahoo!ニュース、SNSも同じで、記事の中に巧み仕込まれている広告を利用者にクリックさせて課金広告料で稼ぎ、利益をあげることが第一目的です。

当然、三者とも「真理と本質を人々に伝えたい」などとは全く考えていません。「いかに利益を生み出すか」そこが一番の目的です。別にそれが悪いというのではなく、営利組織というものは本来そういうものですね。

しかし、この「儲けるため」の偏った情報の洪水に人々が晒された結果、多くの人が思考停止していくのと同時に、ある種洗脳され、恐怖心理に思考が支配されていく経過を私は客観的に見ていました。

流されやすい人が情報に翻弄され煽動される

今回のコロナでは、欧米先進国と日本とでは対応が大きく異なっていました。欧米先進国は「経済を犠牲にしても感染拡大阻止を最優先」、日本は「感染拡大阻止と経済の両立」でしたね。

日本は中国から近いこともあって、最初の感染者確認が世界でも3番目(イタリアと同時期の2月中旬)に早かった国です。その後、3月上旬頃から欧米でも感染者が確認されるようになり、その数が指数関数的に増えるに従って、日本のコロナ対策を批判するイギリスやアメリカのマスコミニュースが、日本でも日々目につくようになりました。そしてそれに同調するかのように、ワイドショーでは「PCR検査をもっと増やすべきだ」の論調や政府対応の批判一辺倒となり、SNS等でも日本政府の対応批判の大合唱が生まれます。

元々自分達で選んだ政治家を批判するだけのこれらの人々、実は大勢派でも何でもないのですが、批判しない人は「その批判は間違っている」という主張も日本人らしくあえてしないので、批判意見ばかりが目につくようになります。

その結果はというと、低所得家庭に30万円の定額給付金だった政府の当初計画も、「欧米に倣え、全員に早く配れ」という世論批判がまるで大勢を占めているかのように見える状態になり、政府に方針を覆させます。新たな方針は「困ってない人にも一律10万円支給」、そして未来の自分たちから前借りして、12兆円超の国費支出が決定します。
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アメリカやイギリスの困った医療事情

さてこの騒動の後ややコロナが落ち着いてくると、一部ですが国民の中にも徐々に新たな知見の理解が広まりはじめます。それは、イギリス、アメリカ等が「まず何よりロックダウン」を優先した理由が何であったのかです。その答えは、「イギリスやアメリカは、そうせざるを得ない医療体制事情」だったのです。

イギリスは国民皆保険でしかも医療費が無償の国です。そのため、元々医療体制はパンクしており、病院で診療を受けるには長いときで予約後二週間待つ必要があるほど。その状況で感染爆発が起きれば、医療体制は当然一瞬で崩壊します。選択の余地なく、絶対にそれは避ける必要があったのです。コロナ以外の既存患者も死に至らしめる医療崩壊だからです。

アメリカは国民皆保険制度がない国です。そのため国民は各自で民間の医療保険に加入するのですが、国民の2割程度はこの医療保険に加入できていません。貧富の差が激しく、低所得で保険料を支払えない人たちがいるためです。そしてアメリカは、医療費が非常に高額な国です。訴訟大国でもあるため、診療費、治療費に十分なマージンを乗せておく必要があること、また患者数に対する医療従事者数が非常に多いことも医療費が非常な高額となっている理由です。この約2割の無保険の人達は、コロナに感染した場合でも病院へ行けません。医療費がが高すぎて、行っても払えないからです。

つまりアメリカは、このまま経済活動を続けると、この無保険の約2割の人たちが感染対策上の「野放し状態」となる社会環境だったのです。病院のキャパシティにはまだ余裕があっても、病院へ行けない人たちによって、感染が市中で爆発的に拡大する恐れがあったのです。だから、ロックダウンの一択しかなかったのです。

日本の医療事情を客観視する

日本はどうでしょうか。国民皆保険制度があり、世界でも最高レベルの感染症医療は元から逼迫していますが、イギリスほどパンク状態ということもありません。そして貧富の差が比較的小さく、望めばほぼ誰もが医療を受けられる環境が整っています。そして公衆衛生も世界トップクラスにレベルが高く、清潔好きな国民性です。

そもそもの前提条件が、欧米先進国とは全く違っていたのです。その根本的な相違点を棚に上げて「欧米並みに対策を取らない日本は怠慢だ」という批判を欧米諸国がするのは、まだいくぶん理解出来ます。日本の事情を良く知りもしないで意見するから、そうなるのです。しかし私たち日本人がそれに乗っかる必要性がどこかにあったでしょうか?

もう一つ、日本の医療業界やマスコミが全く触れない事実があります。
それは、毎年肺炎で亡くなっている日本人の死亡者数です。その数、毎年約10万人です。これに加え、インフルエンザ死亡者数は毎年3千~5千人です。新型コロナでなくても、元々日本ではこれだけの数の人が、肺炎やインフルエンザで亡くなっているのです。緊急事態宣言中の4月頃、毎日のようにコロナによる死者数をマスコミが競って報道していたその時もです。病院では、コロナのPCR検査もしていていない肺炎による死者が毎日でていたのです。

出典:厚生労働省|死因順位(第10位まで)別 死亡数(2018年統計)

今回の新型コロナをただの風邪だと思わずに警戒すべき必要があった点は、「感染後、自己免疫による自身への攻撃によって症状が重篤化することがある」ことでした。それ以外は、ただの風邪の一種にすぎないのです。この重篤な症状が起きるのは、基礎疾患のある人、そして高齢者が大半でした。研究によると、人は平均で70歳を超えると免疫力がほぼゼロにまで下がります。そして、抗がん剤治療中の人や重度の糖尿病の人なども加齢を待たず、極端に免疫力が落ちます。

ですが、新型コロナを警戒すべきこれら「免疫力が極端に落ちた人々」はコロナ以前も、感染症ウイルスや菌との戦いに勝てず、毎年約10万人が亡くなっているのです。無医療ではなく、病院で医療の助けを受けたうえでこの数字です。

なのでこの実態を調べて知っていた私は、緊急事態宣言以前の3月時点からこう考えていました。
「新型コロナだろうが、インフルエンザだろうが、肺炎球菌だろうが、免疫力がゼロに近づいてしまったら感染症からは助からない可能性が高い。感染症ウイルスや菌と戦って打ち勝つ人間本来の機能が失われてしまった状態なのだから。そして、その状態を迎えるのが寿命というものではないだろうか。」
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物事の本質を探ってみる

また別の視点では、後にWHOが示した感染防止策である、「ソーシャルディスタンスを6フィート(1.8m)以上取ること」についても、私が事前に調べて得ていた知見と照らし合わせて、「なるほど」と合点がいったことがありました。インフルエンザのような強力な感染力が新型コロナにあるのなら、マスクをしても1.8mの離隔では防ぎきれないはずだからです。

コロナウイルスの基本性質には、インフルエンザウイルスとは大きく異なる点があります。それは、感染に必要なウイルス表面の棘のようなスパイクが、極めて取れやすいということです。つまりインフルエンザよりは感染力が低いとも言えます。この特徴が発見されたのは、感染症研究者によるSARSウイルス研究中のことでした。当時新型コロナの一種であったSARSウイルスは、感染者の口から咳などで飛び出して空気に触れると、1mも飛べばスパイクが取れてしまうのだそうです。その結果、スパイクの取れていないウイルスを電子顕微鏡で確認することが、非常に困難であったとのこと。

出典:コロナウイルスの基本特性

ウイルスは変異を繰り返しますが、基本性質というものは簡単には変わりません。この基本性質をWHOは把握していたからこそ、「6フィート(1.8m)以上離れること」と指針を決定できたのでしょう。インフルエンザなら、同じ室内にいれば1.8mの離隔を取っても罹患するでしょう。

しかし一方でWHOは、「十分に外気を取り入れ換気していれば、感染の恐れは大幅に低下する」という基本性質については公表しなかったようです。このことを公表していれば、ロックダウン中の住宅内で感染し亡くなる高齢者を、少しでも減らせたかもしれません。このようにWHOという機関は、恣意的に情報を部分開示しかしない組織であることが、今回のコロナ禍への対応において私の中で明らかとなりました。このWHOは今回、異常なほど中国にすり寄った発表を繰り返していたことも、皆さんご記憶のことでしょう。

現在、世界中で進められているタバコの規制「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」、その提唱者がWHOです。本当に正義と真実に基づいて提唱したのか、組織の意義を示すために攻撃しやすいタバコをスケープゴートにしたのか、疑わしいと私は考えています。

本当に大切なことは何か、物事の核心にたどり着くことの重要性

さて、この記事を書いている2020年7月10日の時点でも、日本国内ではまだ新規のコロナ感染者が毎日100人以上出ていることが毎日報道されています。しかし、死亡者の報道は聞かれません。なぜでしょうか?

理由は、高齢者ではない「まだ免疫力を持っている世代」が感染者の中心だからです。夜の街でクラスターとなっているのは、高齢者とは異なる世代の人たちなのです。

これらを総合すると、日本における新型コロナ対策のコントロールポイントは、唯一「感染症医療の崩壊を避けること」だけだったのです。それ以外は、年間約10万人が亡くなっている肺炎による死亡者と条件は同じで、大きく変わりありません。

以上のように全体像を正しく把握し、理解していくことに努めると、少なくとも日本においては、まだ免疫力が正常にある世代の人たちが「不必要に新型コロナに恐怖するのはほぼ無意味」であることがわかります。理由は未だ解明されていませんが、どうも日本人は今回の新型コロナに対して耐性があるようです。

つまり高齢者以外は、初めから、感染症医療崩壊を招く迷惑な患者になることだけを避ければ良いだけだったのです。普通に健康な、高齢ではない世代の人達は、仮に新型コロナに感染したとしても、家で寝ていて治せば良かったというだけの話です。

ところが「恐怖を煽ることが利益を生む」民法テレビ、Yahoo!ニュースなどに、まんまと日本国民は踊らされてしまったわけです。
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さらに真理を探求し深める

ここでさらにもう一歩真理に近づこうとするなら、「免疫力をあげる」ことに真面目に取り組めば良いと私は思うのです。コロナ新生活スタイルとは、三密を避けるとか、マスクや手洗いにリモートワーク、が一番大事なのではなく、「年齢相応の正常な免疫力を維持する生き方、暮らし方」これを改めて良く見つめなおし、実践していくこと。これこそが、最も大事な取るべき道だろうと私自身は考えます。

以上が、情報や世間常識とされる価値観をただ鵜呑みにするのではなく、自ら真理を見出そうとすることの大切さを実感した一例です。

葉巻の害に関する私の考え

さて「葉巻の健康への害」に話題を戻します。前段の締めとして、葉巻の害に関する私の考えを延べておきます。

「葉巻には、現代社会で生きる人にとって明らかに心の健康回復に良い面がある。ただしその良い面を享受するのは一部の人(葉巻が好きな人)に限られる。また身体の健康にとって悪い面も多少ある可能性は否定できないが、その程度については正直わからない。」

本記事を読むあなたが、私の考えを鵜呑みにするのではなく、ご自身の真理を見出すきっかけとされることを望みます。

嫌煙家という人々

この手の話題にはアンチと呼ばれるような方々の批判がつきものですが、本記事は私の持論を述べているまでで、嫌煙家の方々の持論を否定することが目的ではありません。嫌煙家の方には「タバコ嫌いでいる自由」があります。一方で、私には「葉巻(たばこ)好きでいる自由」があります。

斯様に、異なる価値観が多様にあってこその社会です。価値観の統一強制がどのような結果を生むかは、過去の歴史にて立証済みです。社会規範やルールとは、異なる価値観のどちらかの是非に白黒をつけることではなく、価値観の異なるお互いがなるべく衝突せずにすむ方法論を見つけ出す努力と汗のことです。

なお、価値観が全く合わない人同士の議論は、星の違う宇宙人同士の会話に匹敵する「何も通じ合わない不毛で無駄な時間」です。建設的で前向きで冷静なご意見は謹んで拝聴しますが、逆に、建設的ではない意見、論拠が不明確な意見、論理が破綻している意見、幼稚な意見、一方的な価値観の押しつけなどは全て無視いたしします。

不毛な議論で、嫌煙家の方々の大切な時間を無駄することに価値はないと思いますので、どうぞ速やかにお立ち去り下さい。
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タバコと人類との付き合い

タバコは南米のアンデス山脈地方が原産であることが知られ、7世紀ごろのマヤ文明の遺跡のレリーフに神の姿でのタバコ喫煙が見られることから、すでにこの頃には喫煙習慣があったと考えられている。

15世紀後半になると、コロンブスのアメリカ大陸発見とともに、先住民の吸うタバコがスペイン経由でヨーロッパへと伝えられ、ヨーロッパにおいて喫煙文化が広まり定着する。
日本へは16世紀半ばにポルトガル人によって鉄砲と共にタバコが持ち込まれ、江戸時代に喫煙習慣が広まった。

従来タバコは肺に吸い込んで喫煙されていたものではなく、日本の煙管(キセル)タバコにおいても、口腔内に煙を溜め込んだものをふかす「口腔喫煙」が主流であった。

第二次世界大戦後の高度経済成長の過程において、日本で健康ブームが沸き起こり、タバコにフィルターが付くようになった。すると口腔喫煙では満足感が得にくくなり、この頃から煙を肺まで吸い込む肺喫煙が定着するようになったと考えられる。

戦後の日本における葉巻文化の一つの象徴としては、日本における葉巻愛好家として最も著名な、吉田茂首相があげられる

愛煙家通信Web版|歴史を変えた愛煙家達①[吉田茂]

また昭和時代の皇室行事では、菊の御紋の恩寵タバコが振る舞われていたことも、今となっては懐かしい時代の思い出となってしまった。また日本たばこ産業も、昔は葉巻を生産していた。私は現物を見たことがないが、恩寵葉巻というものも過去にはあったようで、葉巻愛好家たちの中では通称「柏餅」と呼ばれ、緑色のラッパーで巻かれた葉巻だったという。

現代における葉巻の役割は、「リラックスした贅沢な時間を楽しむ」これが一番であるように思う。忙しくストレスの多い現代を生きる戦士たちの休息の時間、それが葉巻の煙をくゆらせる時間ではないだろうか。考えてみれば、高度経済成長時代の激務を支えてきた団塊世代の企業戦士達も、日々の激務の中でタバコの煙に一瞬でも癒やされ、今日の高度な日本経済を作り上げてきたのではないだろうか。

なおタバコと信仰、宗教儀式との関わりは歴史が長く、コロンブスに発見される前の北米、中南米におけるタバコは、宗教儀式的意味合いが強かったとも考えられている。キューバでは、アフリカ由来の宗教サンテリアの祈りや宗教儀式において、今でも葉巻が使用されている。現在のアマゾンの先住民のシャーマンも、治療の儀式にタバコを使用する。
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タバコの害とその分析手法

タバコの害と病気の因果関係を追求する主な手法、それは疫学

タバコ喫煙が及ぼす健康への害については、その大半が紙巻タバコ喫煙の統計データに基づいているようである。よって葉巻が健康に及ぼす害については、厳密には「過去の論文等から有意な因果関係性を明らかにすることが難しい」というのが事実である。

タバコ喫煙と病気との因果関係分析には、主に疫学的統計分析手法が用いられる。
私はこの疫学的統計分析手法を、あまり信用していない。理由は、因果関係を構成する因子は通常、非常に多岐にわたり複雑で、時に重要な関係因子の大きな見落としに起因して、盛大に誤った分析結果を導き出してしまうからに他ならない。その例を少し挙げてみよう。

1996年7月 堺市 カイワレ大根O-157事件における疫学的手法の大失敗(当時の厚生省)

今でも覚えている方がいるかどうかわからないが、1996年7月、堺市の小学校で病原性大腸菌O-157の集団食中毒が発生し、死者3名が出て全国ニュースになった。その時、原因究明に用いられたのが疫学的手法で、恐らく食中毒患者へのヒアリング結果から導き出されたであろう食中毒原因の答えが、何と「カイワレ大根」だった。これを原因食と断定したのが当時の厚生省である。

出典:病原性大腸菌O-157は なぜ かいわれ大根に?

大根というものは、「煮て食べても、焼いて食べても、どうにも当たらない」ことから、「大根役者」という言葉が生まれたような食べ物である。厚生省の発表に基づくテレビ、新聞ニュースでは「堺市のO-157食中毒の原因は、カイワレ大根と断定(厚生省)」と、これまた全国に放送された結果、カイワレ大根の買い控えが一斉に起きてしまった。

これに異を唱えたのが食中毒の犯人と名指しされたカイワレ大根生産業者で、生産した工場の立入検査を受けた結果は、何とO-157が検出されなかった。つまり完全な風評被害事件であった。後にカイワレ大根生産業者らが起こした国家賠償を求める民事裁判では、最高裁で国側敗訴が確定している。

自らの過失で民間業者へ大きな損害を与えておいて、当の役人たちは誰一人として責任を取らず、給料も満額もらい、そのうえ最高裁まで争うという厚顔無恥さが私には理解出来ない。現在の厚生労働省も、さらに言えば省庁や官僚は今も本質は全て同じである。その本質とは「組織と自身の保身」に尽きる。正義が最優先に行われる組織ではないのである。

なぜ、このような大間違いが起きたと皆さんは思われるだろうか。調査と分析結果の確認不足だろうか、確かにそれはある。用心深さ、周到さがあまりに不足している。また当時の厚生大臣であった菅直人氏の、見切り発車による記者発表が原因の一つであることも否定できない。
しかし私が真の原因だと考えるのは、「厚生省の役人は所詮、統計分析の高度な専門家ではない」ということだ。高学歴エリートではあるが、所詮は事務方である。
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毎日のみそ汁が胃がん予防に?(国立がんセンター研究所/平山雄博士/1981年)

他にも、疫学統計手法で研究発表された「片手落ちの一説」が過去にはあった。
「みそ汁を飲む頻度が高い人ほど、胃がんによる死亡率が低い」という説である。

出典:みそサイエンス

私が当時これを聞いた時、「医学者というものは、勉強は出来て頭がいいのだろうが、因果関係の推察や理解は全然ダメだなぁ」という印象を抱いたのを覚えている。しかし、このような片手落ちをやらかすには、ちゃんと理由がある。医者は初めから医者であり、数学者ではないのだ。統計分析や解析ではなく、医学を勉強してきた人たちなのである。元から専門が違っているのである。

この例では、「味噌汁を飲む頻度」が真の要因なのではなく、「毎日、みそ汁を作ってくれる人がいるような家庭環境での健康的な食生活全般」が最も関係していると考えるべきだろう。ところが疫学では、「みそ汁」と「飲む頻度」だけを取り上げても、このように「もっともらしい有意差」が現れたりするのである。なので早合点して「何かを発見した!」と喜ぶ。こういう状況を指すことわざが、日本には昔からある。「木を見て森を見ず」である。

この一説を発表した平山雄という医学者は、現在においても厚生労働省およびWHOが受動喫煙害の根拠として毎回持ち出してくるコホート調査論文(通称/平山論文)を発表したその張本人である。当然、その研究論文には数学的、推論の有意性において「数学的論理考証に弱いが故の合理性、妥当性の欠如」が多く内包されており、自らが選んだ論文発表の場であったイギリス医師会雑誌(British Medical Journal)においては、例の「みそ汁説」発表と同年1981年だけでも、12本もの平山論文に対するコメントが掲載され、そのほとんどは疑問か異議の部類であったという。

出典:iRONNA|「受動喫煙」説のいかがわしさを突く

この例はもう30年くらいは前の話になるので今はどうかわからないが、私としては、疫学に関わる医者、研究者、厚労省役人については、数学に強く、真実を見出す分析ができる専門家が中心となってくれていることを望むばかりである。

厚生労働省が発表しているタバコの害

さて、以下の「タバコの害」の内容は、厚生労働省ホームページより抜粋したものである。当然、前出の平山論文も根拠としたうえで示されているものである。鵜呑みにしてよいかどうか、信じても良いのかどうかは、後に考証する。

出典:厚生労働省|たばこ

喫煙する本人の害

タバコは、肺がんをはじめとして喉頭がん、口腔・咽頭がん、食道がん、胃がん、膀胱がん、腎盂・尿管がん、膵がんなど多くのがんや、虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患、歯周疾患など多くの疾患、低出生体重児や流・早産など妊娠に関連した異常の危険因子であるとされている。

喫煙者の周辺での害(受動喫煙)

タバコは、肺がんや虚血性心疾患、呼吸器疾患、乳幼児突然死症候群などの危険因子。

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排ガスの大気汚染とタバコ、どちらが人の健康に悪いか?

私が消費する紙巻きタバコと自家用車のガソリンを、1ヶ月の炭素量で比較してみる。

タバコ :0.8g(※)×30本×30日=0.72kg ※フィルター部を除く
ガソリン:100リッター×0.75(比重)=75kg

当前のことだが、ガソリンを燃やして大気に開放している自動車の排ガス量というのは、タバコなどとは比較にならないほど多い。上記の例だと、ガソリンがタバコの約1,000倍である。国際線のジェット機に乗れば、1人あたり1回の往復フライトでさらに上記ガソリンの20倍の石油を燃やすことになる。例えば、私が良く行くキューバのハバナまで、福岡空港からエコノミー往復で、何と1.62トンのCO2排出量である。どうりで航空券代が高いはずである。

出典:Bye-Bye CO2|旅客の航空によるCO2排出量を計算(β)

排ガスによる大気汚染が健康へ及ぼす被害の研究が、発表され始めた

排ガスはタバコと違って、車のマフラーへ直接口をつけて吸い込んだりしない。大気に拡散されて薄まったものを24時間365日吸いつづけるスタイルである。いくら薄まっていても、大都市部など自動車が過密なエリアにおいては、「これが体に悪くないわけがない」と私は思う。

しかし自動車産業というのは、先進国における重要な基幹産業の一つであり、これを「健康を害する悪者」だと吊し上げたところで、資本主義における経済優先の原理から、製造をやめる方針への転換など起こり得ない。なのでこれまで、自動車の排ガスによる大気汚染がもたらす健康被害に関する研究は、あまりされてこなかったというのが実情であろう。「研究しても誰も喜ばないし、得をしない」のである。

しかし昨今、電気自動車の生産と普及が伸びはじめ、少し風向きが変わってきた。製造する車を100%電気自動車にシフトすれば、化石燃料を燃やして走る車の排ガスによる健康被害の研究が、資本主義経済原理への批判という支障にならなくなってきたのである。
ここへきて、ドイツで以下のような研究論文が発表された。

出典:AFP通信|「大気汚染パンデミック」に警鐘、世界の寿命3年短縮 研究

出典:AFP通信|大気汚染、新型コロナ致死率を押し上げる可能性 欧州専門家

この論文によると、大気汚染による死者数は、エイズウイルス(HIV)感染の9倍、アルコールの3倍に上るという。また2003年流行のSARSに関しては、大気汚染濃度が中程度の地域の患者は、低濃度の地域に比べ、致死率が84%高くなる傾向だったとのこと。

大気で薄まった自動車の排ガスでイメージしにくければ、部屋で焚いた石油ストーブだとどうだろうか。密閉した部屋で石油ストーブを焚き続ければ、中にいる人は翌朝を待たずに一酸化炭素中毒で確実に死ぬが、一酸化炭素以外に人体に害となる物質が石油燃焼で放出されていないだろうか。それを長年吸い続けて、何か体に悪い影響がないだろうか?

しかしこれも、研究したところで寒い地方の暖房に灯油は不可欠なのであり、「研究しても誰も喜ばないし、得をしない」ため研究されないだろう。
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タバコは植物、同じく植物である木を焼いた煙を長年吸う炭焼職人は、肺癌になりやすいか

タバコは、太陽と水と大地のみで育まれる植物である。同じ「植物を燃やした煙」である炭焼小屋の煙だとどうだろうか。

日本で最高の炭は「備長炭」とされているが、この炭は炭焼き窯で原木を丸二日間、還元焼成して作られる。還元焼成は酸素不足の状態で燃やすため、その窯焼き中、木材内の燃焼性ガスが燃えきらずに煙となって、窯の煙突からはモクモクと出続ける。炭焼き職人たちは、何十年とずっとこの煙を吸っている。窯の内部の状態を知るには、煙の色、温度、匂い、味を頼りにするしかないからである。熟練の炭焼き職人によれば、その煙の「辛さ」で燃焼状態の進捗を把握しているとのこと。

炭焼きの現場で今も働く職人の多くは70~80歳を超え、高齢化が進んでいる。何十年と炭焼きの煙を吸い込みながら仕事をしてきた人たちだが、やはり肺癌で死亡する率が高いのだろうか。だが、こういうことを研究する研究者はいないため、結局答えは「わからない」である。

植物を燃やした煙と石油を燃やした煙、どちらが身体に悪い?

結局のとこと、タイトルのような比較研究は誰もしないので、確証を持って一つの答えにたどり着くことは出来ないのだが、私は「植物を燃やした煙よりも、石油を燃やした煙のほうが圧倒的に体に悪いのではないか」と考えている。

日本の大都市部では、数日雨が降らない又は強い風が吹かないだけで、灰色に霞んだ大気が沈殿している。昔それを都庁の展望台から見て、私は唖然としたことがある。あれは自動車の排ガスと工場排出の煙が原因だろう。「大気で薄まるし大丈夫だろう」と高を括っていたら、気づけば肉眼で見える濃度にまで上がっているのである。

タバコの煙も炭焼きや焚火の煙も、焼き鳥や焼き肉の煙なども、毎日吸ったとしても「死」を直感することはない。だが、例えば家の真裏が巨大な古タイヤ廃棄場で、毎日野焼き処分の真っ黒な煙が立ちのぼっていて、それを毎日多少なりと吸い続けるような状況を想像してみると、「将来の死」を直感する。

馬鹿げた仮定だと思うかも知れないが、実態を把握できるデータが無い時に唯一頼りできるのは、「精度の高い見込みを立てること」と「直感力」であると私は考えている。この直感力とは第六感のことではなく、豊富な知識や知見から問題の因果関係と仕組みを見出し、瞬発的に原因考察に至る思考力のことである。

排ガスの大気汚染では肺癌にならないが、タバコの煙では肺癌になる。さて皆さんは、本当にそれが正しいと思われるだろうか。もしかすると禁煙学会などの医師たちは、そう考えているのかもしれない。その狭い視野には「タバコの害」しか映っていないように思える。そもそも医師というものは、病院へ来る病人が知見のほぼ全て、思考分析の分母であり、病院へも来ずに元気で健康に暮らしている田舎のお年寄りなどは全く知らないのである。

せめてあと少し、「本当に体に悪いのは、タバコか?」と、問題の本質に切り込んでいけるような、知見と視野の広さを持った、同調圧力にも屈しない医師こそが活躍していける社会に、今後は変わっていってほしいと私は望んでいる。
[PR]Q.キューバはどんな国ですか?危なくないですか? A.キューバは、中南米の中では最も治安の良い国だと思います。長年続く米国からの経済制裁、産業の社会主義構造から物資や所得は日本人の1/20にも満たない慎ましい暮らしです。ですがキューバ人は、明るく逞しく、ハッピーに人生を生きることに長けた人たちです。行くと、幸せを感じるような国ですよ。

タバコの害に関する研究論文と、忘れている大事な視点

Googleで「タバコ 害」と検索すれば、いくらでも情報は出てくるので、タバコの害の具体的病名について詳しく知りたい方はご自身で調べていただきたい。ここでは2大権威組織である、厚生労働省と国立がん研究センターの資料を紹介する。

出典:喫煙と健康(平成28年8月/厚生労働省)

出典:受動喫煙と肺がんとの関連についてのシステマチック・レビューおよびメタアナリシス(2016年8月/国立がん研究センター)

多額の国家予算と人員を投入して取りまとめた上記資料について、今ここで小さなあら探しをするつもりはない。だが一つ、やはりどちらも大事な視点が見落とされている。
それは、病気の原因に関係する「ストレス」と「免疫」についてである。(厚労省資料には「結果」としての文言はわずかに出てくるが、因果関係の「原因」としては見落とされている)

上記2つの論文で明らかにしようとしていることは、私から見るといわば枝葉末節であり、最も大事な根幹の部分ではない。

ストレスを解消し免疫力を上げることの大切さ

私は約4年前に再婚したが、その妻と出会う前までの数年間、ほぼ毎月のように風邪を引いていた。それも、病院で血液検査をすると毎回、白血球が16K~20Kも出てしまうような強い炎症状態である。なので毎回38度以上の高熱が出て、完全に治るのにも1~2週間かかった。

ところが今はどうか。年1回の風邪もひかなければインフルエンザにもこの5年間全くかかっていない。予防接種などは一切受けない。たまに飲む薬は葛根湯くらいである。
妻とは5年以上前の交際直後から同棲を始めたのだが、その月から全く風邪を引かなくなってしまった。これには私自身も本当に驚き、「何故か」を真剣に考える切っ掛けとなった。

毎月風邪をひいていた頃と今とでは何が違うのかというと、一番は私の「ストレス度」である。人生の伴侶と出会ったことで毎日が幸せで楽しくなり、ストレスが激減したのである。正確に言うと、日々仕事でのストレスは昔と変わらずにある。しかし、毎日完全に「ストレス=ゼロ」にリセットできている。現代社会における今の私の状況は、実に幸運且つありがたい身の上だと感じている。

他にも自身の体験に基づいて理解した知見は多々あるのだが、その中でも大事だと感じた本質的な知見が、「何よりもストレスが免疫力を下げ、病気に負ける身体になる」ということである。

実は私だけでなく、妻の身体の不調についても、治療や薬など全く用いず治ってしまったことがある。それは花粉症。この花粉症というのは、アレルギー症状の一つである。アレルギーとは、外敵ではない本来撃退しなくてもよい物質に対して、免疫系が異物と勘違いして攻撃することにより発症する、免疫の異常反応のことである。

ストレスをなるべく無くし、または解消するように心がけ、人の体が持つ自然な免疫力を最大化するよう暮らし方を少しずつ改善していった結果、何と花粉症が治ってしまった。この経験から、花粉症を治すのに薬など使う必要はなかったことを知ったのである。
[PR]Q.タバコを吸ったことがなくても、葉巻を吸うことはできますか? A.葉巻愛好家の方々には、実際「タバコは吸ったことがない」という方が多くおられます。嗜好品なので合う合わないは個人差がありますが、生涯に一度は経験しておいて損はないものだと思います。

免疫をどうやって正常な状態に保つか

私が免疫を正常に保っておこうと日々何をしているか、簡単にご紹介しておこう。どれも、生きる喜びや楽しみを我慢するような内容では全くない。なので、何一つ苦にならない。だが問題は、独り身のときには、これらが全く出来なかったことである。

  • ストレスを溜め込まない
  • 腸内フローラを良い状態に保つ(菌活)
  • 規則正しい生活と十分な睡眠
  • バランスの良い食事
  • ストレスホルモンを出さない程度の軽い運動
  • 基礎代謝、平常体温を上げる
  • よく笑う
  • 夫婦や家族仲良しでオキシトシンをよく出す
  • 太陽の光を浴びてセロトニンをよく出す
  • 添加物、ホルモン剤、抗生物質などが入った食材、遺伝子組み換え作物などを極力口にしない
  • 植物の効能を上手に暮らしに活かす(エッセンシャルオイル、漢方、キューバ産葉巻)

何やら「葉巻の害」から話がそれてしまったと思うむきもあるかもしれないが、そうではないのである。小さな毒を避けることに目くじらを立てたり、もしくは戦々恐々としたりして、肝心な「健全な心身」にとって「最も大事なこと」を見落としていては、本末転倒だということを申し上げたいのである。

上記の項目の最後に書いた「キューバ産葉巻」、これは一種のアロマ、植物の効用を活かしたリラックス法に分類されるものだと私は考えている。アロマは日本では医療行為として認められていないが、香りの先進国フランスでは、植物療法士という国家資格者が、薬に頼らない体調管理法をサポートしている。そこでは植物から抽出されたエッセンシャルオイルや各種の植物が使用される。そして日本にはこれに類するものとして、漢方薬(和漢)がある。

体に良いと思うからキューバ産葉巻を吸っているのかというと、そうではない。理由は単純に、実に楽しいからである。人生を豊かにしてくれる楽しいことをして、結果的に健康維持にも一役買ってくれていると思うのである。
[PR]Q.葉巻の知識が全くなく、どう始めていいかわからないのですが? A.初めて葉巻を試す方向けに、「ビギナーセット」 という商品があります。また、葉巻に関する基礎知識の読み物、動画もございます。まずは、そこから試してみてはどうでしょうか。

疫学的分析、現代医学の「エビデンス」の危うさ

皆さんは医者や現代医療を信じているだろうか。私にとって日本の医者や現代医療は「半信半疑」の存在である。
信用できない方の理由を少し挙げてみよう。

現代医療を100%信用できない理由

世界基準ではガラパゴス化している日本の古びた癌標準治療を、未だ盲目的に信じて実行し、まだ死ななくてもいい人を死へと導く医者が今でも多数いる事実。

出典:ガンメディカルサービス|抗がん剤は時代遅れ?アメリカは抗がん剤を使わない治療にシフトしている

書籍:「余命3ヶ月」のウソ(近藤誠 著)

症状によっては根本改善の対策となりうる漢方薬や代替療法の勉強を全くせずに、対処療法にしかならない西洋医学の薬を処方だけして、「これで良い」と考えている医者がいまだに多くいる事実。

書籍:西洋医が教える、本当は速効で治る漢方(井齋 偉矢 著)

病院へ行くほどでもない病院好きの高齢者に、「大して調子が悪くもないのに病院へ来ないほうが良いよ。感染症をもらって肺炎になりますよ。」と、正直に言わない医者が大半である事実。

出典:プレジデントオンライン|破綻後の夕張で心疾患や肺炎の死亡率が減った(グラフ)

ウイルス性の風邪には抗生物質など一切効かないのに、炎症反応の検査をするでもなく何の考えもなく処方する医者が未だ多くいる事実。しかも子供にも、ただの風邪で抗生物質を処方する。

出典:ふかざわ小児科|風邪に抗生剤(抗生物質)は危険です(米国小児科学会)

他にも健康診断やがん検診のトリックや危険性など、信用ならない医療の問題は多数あるのだが、きりがないのでこのへんにしておく。

そういえば、新型コロナで明るみに出た事実が一つある。「病院は、感染症をもらうリスクが高い」という事実である。病院は、病人が集まる場所なのだから当たり前のことではある。しかし、妄信的に医師や医療を信じる病院好きの高齢者は、そうは考えない。
だから、年間で約10万人も肺炎で亡くなるのだというのが私の推論である。本当に医療の助けを借りなければどうしようもない時以外は病院へ行かない。そうすれば、ほぼ間違いなく、年間約10万人という肺炎死亡者数は減少するだろう。

タバコが健康にとって害であるという研究論文のいかがわしさ

受動喫煙と肺がんとの関連についてのシステマチック・レビューおよびメタアナリシス(国立がん研究センター)

5章の冒頭で挙げた「受動喫煙と肺がんとの関連についてのシステマチック・レビューおよびメタアナリシス(国立がん研究センター)」について、私が怪しいと感じた点を説明しよう。

出典:国立がん研究センター|受動喫煙による日本人の肺がんリスク約1.3倍

論文:受動喫煙と肺がんとの関連についてのシステマチック・レビューおよびメタアナリシス(国立がん研究センター)

日本人の非喫煙者を対象に受動喫煙と肺がんの関連を報告した426本の研究のうち適用基準を満たした9本の論文結果

  • まず、未選択とした417論文の詳細を公表していない。
  • そのため417論文の中で、有意且つ「受動喫煙は無害」という既定路線に反する論文があったかもしれないが、これを恣意的に除外した可能性を再検証できない。
  • 426論文中9論文が有意と判断しているが、仮に「受動喫煙の害が明白な事実」であるとしたら、有意な論文がたった9論文しかないのはあまりに合理性にかける。害である可能性が五分五分だったとしても、もっと多くの論文で、害だと認められる有意性が確認されて良いはず。

9論文から導かれた受動喫煙の相対的肺がんリスクは1.3倍

  • 有意であると認めた9論文の中には、受動喫煙によって肺がんリスクが0.45倍に下がったデータも載っているが、害が本当に明らかであれば、且つ正しく有意性の判定を通過した論文なのであれば、このような結果が混じること自体が異常なのではないか。
  • そもそも、受動喫煙の害が仮に事実として明白であるならば、相対リスク1.3倍などという「害である可能性がないと言えなくもない」というような、微妙な数値であること自体違和感があり、「この結果、本当に真実か?」と直感してしまうような数値。
  • 1.3倍という小差でしかないため、見落としている重要な因子1つを要件に加えただけで、結果が逆転する可能性すらある。例えば、「排ガスの大気汚染度」や「ストレスホルモン値」という因子である。

ところで、紹介した論文資料の16ページをご覧になっただろうか?
タイトル「参考2:計画調査」のページである。

平山論文

未だに国立がん研究センターが、身内である平山の論文をまるでバイブルのように崇め奉っているのが一目瞭然であるが、この研究は日本の急速な工業化による大気汚染が大きな社会問題となっていた時期と重なる今から45~29年も昔の調査研究データである。

この平山論文においては、大気汚染因子の考慮が不十分である問題について、当時から科学者達によって「調査対象地域の6府県が工業地帯に偏っていないか」と指摘を受けている。

この平山論文については他の科学者からの疑義も例になく多かったため、1984年に7人の専門家がウィーンに集まり、「受動喫煙に関する国際円卓会議」が開催された。当会議には平山も出席し討議に加わったが、討議の結果、座長のレーナート博士の総括は以下の締めくくりであったという。
「平山理論は一貫性がなく、科学的証拠に欠ける仮説にとどまる。」

出典:iRONNA|「受動喫煙」説のいかがわしさを突く

これが、厚生労働省と国立がん研究センターが、ことタバコの事となると未だに聖書かコーランのように崇める平山論文の真実である。

科学者たちからの指摘以外にも、この論文を信用しかねる大きな理由が私には一つある。それは、「統計の元となるデータが非開示で、再検証を拒絶している点」である。

出典:Wikipedia|平山論文

厚生省「21世紀のたばこ対策検討会」で、本調査の原資料を開示請求するも「この資料は反喫煙論者しか見せられません」と反喫煙者の医師である座長に言われた、と述べて統計データが検証不可能であると批判している。

このように不確かな論文の結論だけが独り歩きし、それに利用価値を見出したWHOが政治的に利用し、改めて日本へ逆輸入されたのが、今日の「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」なのである。
[PR]Q.葉巻を選ぶ時に、どれを選んでいいか毎回悩みます。何かいい方法があるでしょうか? A.結局のところ葉巻は、吸ってみないとわからないため、お気にいりを見つけるには色々試してみるのが一番です。サンプラーというお試しセットもご用意していますので、それを試されるのも良いと思います。

タバコ害の反論者の言葉

「バカの壁」の著者である養老孟司氏は、東大医学部名誉教授の医師である。氏が解剖した人間の肺は、「じいさんもばあさんも、タバコを吸っても吸わなくてもみんな真っ黒だった」とのこと。

氏の言葉には、「タバコは害」としか考えられない狭小な視野の医師たちとは異なる含蓄があると私は感じている。過去に行われた執筆とインタビューを紹介する。

出典:愛煙家通信Web版|禁煙運動という危うい社会実験(養老孟司 著)

出典:AERAdot.|タバコは肺がんリスクなし? 養老孟司が禁煙しない理由

新型コロナ罹患率の低い喫煙者

2020年4月、まだ日本が緊急事態宣言中だった時、AFP通信の興味深いニュースが目にとまった。ニコチンで新型コロナウイルスへの感染を抑制できる可能性があるとするフランスの研究結果に関する内容である。

出典:時事ドットコム|ニコチンの感染抑制効果、仏で検証へ 新型コロナ

フランスのデータでは、一般人口の喫煙率が35%であるのに対し、新型コロナ患者の喫煙率は5%しかなかったとのこと。また中国でも、一般人口の喫煙率26%に対し、新型コロナ患者の喫煙率は12.6%であった。

これは一つの事実である。フランスでの調査サンプル数が500人弱となっているので、傾向把握をするには十分なサンプル数ではないだろうか。

(2020年9月25日追記)
出典:プレジデント|「タバコ喫煙者はコロナ感染から守られる」決定的証拠

この記事を公開してから約1ヶ月後、プレジデントオンラインに上記の記事が掲載された。これには中国とフランスの例以外にも、アメリカ、ドイツ、韓国のデータが追加されており、その結果はほぼ「喫煙者は新型コロナ感染率が低い」という結果になっている。

格段に低いコロナ患者の喫煙者率

出典:プレジデントオンライン

この数値は、単なる集計データである。そこには、恣意的なデータ操作などない。しかも、データの有意性が明らかである。WHOは4月に一度「喫煙者は非喫煙者と比較して、新型コロナウイルスへの感染で重症となる可能性が高いことが明らかになった。」と公表したが、その際この見解を裏付けるデータは一切開示されなかった。

私の同級生に内科医がいるが、Facebookにプレジデントのこの記事を転載した際、さっそく例のWHOの見解を持ち出してきたので、私は返す刀で質問した。「それ以降、WHOから1度でも具体的データで裏付けられた追加発表はあったか?」

その医者の答えは「いや、ない。」だった。私は笑ってしまった。患者やその家族から先生、先生と言われている医者でも、この有様である。
(2020年9月25日追記 ここまで)

今後、「タバコ喫煙による新型コロナへの罹患しにくさ」について、調査が進むだろうか。現時点で2ヶ月以上が経過したが、その後の情報は目にしていない。

ここから先は、医学者や研究者の倫理の問題となってくるだろう。
先入観を廃して真実を探求することで人類の幸福につながるヒントが何か見つかるなら、それを進めるべきだろう。だが日本人の医学者や研究者はどうだろうか。「タバコは悪」という思考停止状態の価値観だけが跋扈する医学界で、同調圧力に背いて自らの信念と正義で行動できる人が、いったいどれほどいるだろうか。

私がこの研究結果の記事を読んでまず思ったのは、「やぁ、愉快愉快!」ということである。狭い視野の思考停止に陥っている禁煙推進医たちや嫌煙家に、「本当にタバコは害だけなのか?」という疑問を持つきっかけを与えるチャンスだからである。

「自分の物差しが絶対に正しい」という狭小な価値観に縛られたら、人間は終わりである。
そして、「物事の真理や本質を、自分はもう十分理解している」と思ったら、そこで真理を探求する道は終わりである。

未だ嘗て、人体の複雑さと不思議と神秘性が、完全に紐解かれたことがあっただろうか。所詮は途方も無い多面体の、一面一面を僅かに紐解き、そのパーツの組み合わせで全体像を想像しているに過ぎないのである。

喫煙者が、なぜ新型コロナに感染しにくかったのか。私の解はこうである。
「なぁに、我々は肺の鍛え方が違うのよ。」

いや待て待て、葉巻喫煙は肺喫煙ではなく口腔喫煙だった。
「葉巻は体に害があるか?」という考証の最後を締めるには、前記の解は、私が想像していた結びよりも案外的外れなのであった。

葉巻とタバコの違い

(2020年7月14日追記)
7月10日に公表後すぐにこのコラムを読んでくれた友人から、「葉巻とタバコの違いは聞いてみたいと思ってた。最後に書いてあった(笑)」とコメントもらい、慌てて最後を読み返した。さすがにこの内容だけでは、友人の疑問を満たす答えにはなっていなかっただろうと思い、「葉巻とタバコの違い」について追記させていただくことを決めた次第である。

[PR]Q.キューバ産葉巻と紙巻きタバコの違いは? A.相違点はいくつもありますが、代表的な違いを3つ挙げます。 相違点その1、キューバ産葉巻は、100%オーガニックです。農薬、化成肥料、着香、味付け一切なしの「原材料:タバコ葉(100%)」です。一方、紙巻タバコには多数の薬品類が使用されています。

葉巻、タバコと一口に言っても、それぞれの中でまた細かい分類があって、全てを比較してもかえってわかりにくいので、代表的な以下の二例で項目ごとに比較を行う。

葉巻:キューバ産プレミアムシガーとする
タバコ:一般的な市販の紙巻きタバコとする

製品概要
キューバ産プレミアムシガー一般的な市販の紙巻きタバコ
ブラックタバコと呼ばれる品種のタバコ葉を手で巻いて円筒形に整形したもの。プレミアムと呼ばれる条件は、以下のとおり。

  1. 味付け、香り付け等の添加剤は一切不使用
  2. 刻んでいない一枚物のタバコ葉を複数枚使用
  3. オールハンドメイド
  4. キューバ産に限っては100%オーガニック
原料はバージニア種など黄色種のタバコ葉が主体で、そのタバコ葉を刻み、味付け・香り付けしたものを紙製の巻紙で巻いたもの。市販品の大半がフィルター付き。保管と喫煙時の利便性向上のため、薬品類も使用されている。
農薬、化成肥料、薬品の使用
キューバ産プレミアムシガー一般的な市販の紙巻きタバコ
農薬、化成肥料、薬品は一切使用されていない。肥料は鶏糞、牛糞等の有機肥料が使用される。
100%オーガニックで、身体に害になるようなものは一切使用されていない。
代表的な使用薬品は以下のもの。

  • 巻紙に含浸させている燃焼促進剤
  • タバコ葉に含浸させているプロピレングリコール

また他の農作物と同様に、農薬、化成肥料が使用されている。

保管および喫煙時の燃焼
キューバ産プレミアムシガー一般的な市販の紙巻きタバコ
原料がすべて植物の葉を乾燥、熟成させただけであるため、乾燥が大敵。よって、湿度70%前後で保管する必要があり、保管に手間がかかる。保管が不適切で乾燥させてしまえば、「落ち葉焚き」と同じで、炎を上げて燃え上がるだけである。
葉巻はこの半湿潤状態で保管されるため、喫煙時にも湿気を帯びており、吸う間隔が長くなると自然と火が消えてしまう。よって火が消えないように、一定間隔で吸い続けるのが一般的な喫煙スタイル。
タバコ葉の燃焼に関する基本特性は葉巻と大差ないが、調湿保管の面倒さから開放されるため、保湿剤の一種であるプロピレングリコールがタバコ葉に浸透させてある。これにより、真冬の絶乾状態でもパリパリに葉が乾いてしまうことがない。その一方、梅雨時期などの多湿時にはタバコ葉が湿気すぎる状態となり燃えにくく、喫煙中に火が消えてしまう。この面倒な点を解消するため、巻紙に燃焼促進剤を含ませ、一度火をつければ勝手に燃え進むよう製品化されている。
喫煙方法
キューバ産プレミアムシガー一般的な市販の紙巻きタバコ
煙を口腔内に含んだあと、肺には吸い込まずにふかす「口腔喫煙」煙を口腔内に含んだあと、空気と一緒に肺に吸い込む「肺喫煙」

[PR]Q.キューバ産葉巻と紙巻きタバコの違いは? A.相違点はいくつもありますが、代表的な違いを3つ挙げます。 相違点その2、キューバ産プレミアム葉巻は、全ての製造工程が、職人たちの手作業によるオールハンドメイドです。紙巻タバコは機械による工場生産品です。

ニコチン摂取
キューバ産プレミアムシガー一般的な市販の紙巻きタバコ
煙を肺には吸い込まないが、煙そのものは紙巻タバコよりもかなり強く、ニコチン等の成分は主に唾液に溶け込み、それを飲み込むことで胃からニコチンが吸収される。これによりニコチン耐性が強くない人は、「ニコチン酔い」と呼ばれる症状を起こすことがある。具体的には胸焼け、後頭部の重鈍感、体がだるいなど。葉巻喫煙を止めしばらくすると、吸収されたニコチンが代謝されるため治まる。
その他にも、室内の空気に漂う希釈された煙を肺でも吸い込んでいる。
肺喫煙のため、肺の内部でニコチン等を摂取することになる。肺胞の表面積は畳40畳分ほどもあるため、口腔喫煙における口腔内および鼻腔内の僅かな粘膜面積よりも多量に、煙の成分が吸収されることが容易に想像できる。
ただし紙巻きタバコは、葉巻ほど長時間連続して吸うことがないこと、フィルターを使用することで煙の成分が薄まっていることなどから、ニコチン総摂取量の比較は難しい。しかし同じ喫煙時間で比較した場合、恐らくタバコのほうが葉巻よりも、ニコチン等の摂取量が多いと思われる。
喫煙における体感および作用
キューバ産プレミアムシガー一般的な市販の紙巻きタバコ
葉巻は、紙巻タバコとは体感的作用が大きく異なる。まず、紙巻タバコにありがちな「イライラするストレス状態の時に吸いたくなる」ということが全くない。葉巻のみを楽しむ愛煙家は多くいるが、葉巻を吸えないからと言ってイライラするという話は、聞いたことがない。このことから、葉巻喫煙のみによるニコチン中毒性は、かなり低いのではないかと考えられる。

葉巻を吸っているときに最も明確に体感するのは、上質なリラックス感である。お酒などで顕著な高揚感は特に無い。このリラックス感は、ニコチンの薬理作用と言うよりも、葉巻の煙が持つ独特の香りと味わいに起因すると考えられる。香りにも各種の成分があるので厳密には、薬理作用の一種と言えなくもないが、最も分かりやすく近い事例としては、精油の香りを利用したリラックス法に近いものではないだろうか。

当店のお客様で、葉巻を吸いながら血圧測定を実験された方がおられた。結果は、葉巻の喫煙中、喫煙後共に血圧と心拍数の両方がずっと正常値であったとのこと。このことからも葉巻は、紙巻きタバコとはニコチンの薬理作用の程度が異なることが推察される。

ニコチンが自律神経系に作用することは知られており、具体的には不安やイライラを抑える(又は緩和する)効果、すなわち副交感神経を刺激する作用がある。ストレスを感じている状態の時にタバコを吸いたくなるのは、この作用に起因しているものと考えられる。

またニコチンにはその他にも、末梢血管の収縮、心拍数増加、血圧上昇、胃腸管運動の促進などの消化器作用もある。

ニコチンよる薬理作用には、代謝促進効果も良く知られており、これがタバコをやめると太る理由の一つと考えられている。

以上が私の知見の範囲で、葉巻と紙巻タバコの違いを比較したものである。
[PR]Q.キューバ産葉巻と紙巻きタバコの違いは? A.相違点はいくつもありますが、代表的な違いを3つ挙げます。 相違点その3、食べ物に例えると、キューバ産葉巻は三ツ星レストランの料理、紙巻タバコは清涼菓子です。その違いとは「喜びと感動の有無」です。

死ぬまで元気に、健康に生きる秘訣

(2020年7月14日追記)
世界で最も著名なタバコ農園に、キューバのベガス・ロバイナ農園がある。世界でも最高品質のタバコ葉を生み出している農園である。現在は三代目のヒロシ・ロバイナ氏が農園代表を継いでおり、二代目はヒロシ氏の祖父であるアレハンドロ・ロバイナ翁が農園主であった。

私はアレハンドロ・ロバイナ翁と直接合ってお話させていただいたことがある。氏が亡くなる僅か2年ほど前のことである。ロバイナ翁は享年92歳でこの世を去る直前まで、農園に出て働いておられた。無くなる直前の1~2年は葉巻も減っていたと聞くが、私がお会いした頃はとてもお元気で、ご自身で育てたタバコ葉で巻かれた葉巻を、愛おしむように楽しんでおられた。

ベガス・ロバイナ農園にて/2008年7月撮影

ベガス・ロバイナ農園にて/2008年7月撮影

ロバイナ翁は10歳の頃から、農園でのタバコ葉栽培に関わり、その頃から葉巻を吸っていたという。約80年間も葉巻を吸い続け、人生の大半をタバコ葉農園での仕事に注いだ人生だった。

私は、ロバイナ翁とお会いしたときに直感したのだ。長年吸い続けた葉巻と、タバコ葉農園での仕事あってこその、このお元気さなんだろうなと。

キューバは医療先進国と言われることがある。それは、ある一面では正しいが現実は、農園があるサン・ルイス地方などの田舎の医院にある医療器具と言えば、聴診器くらいのものである。92歳まで農園で働き続けられるほどの健康を、医療が守ってきたとは到底思えない現実がそこにはあったのである。
「死ぬまで元気に、健康に生きる秘訣」それはいったい何だろうか?
現代医療への依存、そこにその答えはないと私は考えている。ロバイナ翁のような生き方にこそ、その秘訣が隠されているのではないかと考えるのである。

それは、一言で表現するなら、「のびのびと心健やかに生きる」ということではないだろうか。ビジネスベースの胡散臭い情報の洪水、高度な医療の過剰な供給と依存、無意味なお金の不安、どうでも良い世間体や体裁、そんなものはロバイナ翁の身の回りにはなかった。その代わり、信頼し愛する家族に囲まれ、自分の仕事であるタバコ葉栽培を生涯続け、好きな葉巻を手放さなかった。実にシンプルな生き方である。

本コラムに「葉巻は体に害があるか?」と疑問形でタイトルをつけた理由が、なんとなく分かっていただけただろうか。現代の常識とされる不確かな情報に右往左往する以前に、自分の信じる心健やかな生き方を見つけることの方が、何より先決ではないかと思うのである。

つまり、「葉巻は体に害があるか?」など、実に小さな問題なのである。
それよりも、葉巻の馥郁たる紫煙に癒やされるという方は、後悔のないよう、心豊かな人生の一部としてこれからも葉巻を楽しんでほしいと願っている。

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  1. 廣田清司

      コラム、拝読させて頂きました。オーナーの意見に概ね共感いたします。私は内科医として40年働き、タバコを吸い、葉巻を10年楽しんできました。最近の医学界の嫌煙対応のあまり、喫煙者は入院もできなくなりました。マスコミの利益追求プロパガンダにも見事に誘導される国民性もあるかとは思いますが、医学界のあまりに偏向した嫌煙対応には失笑するばかりです。オーナーのおっしゃる通り、化石燃料を莫大な量燃やすことと、小さな農作物を燃やすことの違いは明白ですが、誰も指摘しません。日本独特の屋外でも禁煙など誠に滑稽です。そのようなことを微力ながら発信して行こうと思っております。最後に、オーナーのおっしゃる通り、風邪には抗生剤は無意味で免疫力を高めることは非常に重要と考えます。ただし、その一方で西洋医学による薬剤でしか助けられない疾患も間違いなくあることも伝えたいと思います。駄文失礼いたします。

    • Rio Kataoka

        廣田様、大変率直なご意見、また医師というお立場からの貴重なご意見をありがとうございます。
        現代医療に対する私の価値観を「半信半疑」と書かせていただきましたが、疑問視している部分のみを取り上げ、信じている部分を書いていなかったのは説明不足でした。失礼いたしました。

        私は全面的に現代医療を否定しているわけではありません。多くの人が命を救われ、また病を克服する手助けになっていることは十分承知しております。ですので、私も「どうしてもこれは医療の助けが必要だ」と思ったときには、助けを受ける気でいます。ただ、私自身の過去に対する反省なのですが、あまりに自分自身の身体の変調や不調の小さな兆しに無頓着すぎて、「病気になったら病院へ行って薬をもらい、それを飲めばいい」というような姿勢でいたのは大きな誤りだったと考えています。
        その心理は、「風邪の熱ぐらいで休んでいられない、薬を飲んででも働かなければ」というものだったと思います。しかし、これがいけないと今は考えます。風邪は万病の元と言いますが、「休んで体力を回復させ、自分が本来持っている免疫力をもとの状態に戻せ」という最初の警告、サインだと思うのです。野口晴哉著の「風邪の効用」という本にも書いてあり私自身も実感していることですが、風邪をひいて熱を出し、寝込んで最後に大汗をかいて治ると、身体がリセットされたような感じを受けます。一緒に肩こりが治ったりもします。なので風邪に医薬などで逆らうのは間違いだと。

        医療や医薬に頼るべきことと、普段から自分の身体と向き合って体調のシグナルを聞き、整え、自然治癒力を活用すべきこと、両者を正しく見極めるべきだろうと考えています。
        話がとっ散らかってしまいますが、今の若い人の体温が35度台だったりするのも将来いろいろな病気の原因になるだろうと心配してます。若くして癌になった人の体温を疫学分析したら有意な差があるのではないか?そんなことも思います。「癌治療、前向きにがんばります!」というようなメディア発信をして1年後に亡くなったりする以前に、見直すべき大事なことがもっとあるのではないかと思うのです。とりとめのない文になってしまいましたが、このへんで。

      • 廣田清司

          お忙しいところ、早速のご返信ありがとうございました。
          片岡様のご意見にすごく同意いたします。嫌煙のはなしからそれるかもしれませんが、医療保険のやり方に常々疑問を持っています。あまりにも安易に医薬品を使用していると考えています。例えば、風邪の診断は行っても、風邪薬やましてはウイルス感染なのに抗生剤投与などという矛盾は認めるべきではないと考えています。ほかにもいろいろと問題はあるのですが・・・
          でも、そんなこんな矛盾を仕事中に考えていても、夜にシガーをくゆらすと平和な気持ちになり、戦闘モードがなくなります(笑)。
          これまでも、いろいろなシガーを楽しませていただきありがとうございます。また、キューバ渡航の知らせを心待ちにしております。

        • Rio Kataoka

            こちらこそお忙しい中、お返事いただきありがとうございます。
            建前論ではなく正論でお話できるのが嬉しく、つい私もすぐにお返事したくなってしまいます。
            医療保険の件、おっしゃるとおりだと思います。実は私も一案もっておりまして、それは「健康保険も民間保険同様に等級制度を導入すべき」というものです。保険を使いすぎれば、被保険者全体の負担増になるのですから、受益者負担原則を適用するのです。65歳未満は最低等級で保険料63%増、65歳以上で最低等級なら保険料42%増、というような感じです。逆もしかりで、最高等級だと63%減です。
            そもそも、数でまさる高齢者の票欲しさに、増加の一途である医療費の国家財政負担削減に政治家が手を付けないのが弱腰すぎるのであって、「落選するから」と言うなら、選挙制度を改善すべきで、私の案はこうです。「年代別人口の逆数を年代別得票数に掛けて最終得票数とすべし」これで、多勢派の高齢者に無勢派の若年層が、政治選択において対等に戦えます。これから何十年も生きていくのは若年層の方なのですから。
            とまぁ、ここで私が一人吠えたところで世の中が少しも良くなるわけではないのですが、せめて「発言し続ける」ことは大事かと考えています。
            シガーで戦闘モード解除ですかww。その感覚、わかります。以前、設計の仕事中に葉巻を吸ったら、リラックスしすぎて仕事になりませんでした。革命闘争中のゲバラも、もしかしたら同じような心境だったかもしれませんね。
            おや、廣田様は当店のお客様でしたか、これは大変失礼しました。そうと知らずにお話をさせていただいておりました。ありがとうございます。
            毎年6月に行っているキューバ渡航がコロナ禍で延期になっておりますが、空路が再開し次第、また美味しい葉巻を手に入れに行ってこようと思っています。