CUERVO Y SOBRINOS
「スイスのハートにキューバのスピリット」そんなフレーズで表現される時計ブランドがあります。その名は「クエルボ・イ・ソブリノス(クエルボと甥たち)」、機械式時計がお好きな方や、雑誌ヒュミドールでご覧になった方などはご存じかもしれませんね。
ハバナの歴史を受け継ぐこの時計メーカーが、2002年に復興を遂げたと知ってから私は、実は大変気になっていました。というのも、その歴史やデザイン性、機能を含めて、クエルボの時計には葉巻愛好家の心をくすぐる何かがあるからなのです。一つ例を挙げると、クエルボの時計のモデル名には、「エスプレンディドス」「トルピード」「ロブスト」…と、私達にはなじみ深い名前が並びます。 また時計の収められたケースは何とヒュミドールで、これは飾り箱ではなく実際に使用することのできるヒュミドールなのです。
さて、こんなクエルボの時計ですが、ブランドヒストリーや商品ラインナップについてはグレッシブというHPが詳しいので、私から拙い説明するのはやめておいて、URLをご紹介しておきます。
クエルボ・イ・ソブリノスの全て
(http://www.gressive.jp/adv/cys/index.html)
クエルボ・イ・ソブリノス モデルギャラリー
(http://www.gressive.jp/brand_gallery/cuervo-y-sobrinos/index.html)
実は最近…この時計を手に入れまして、実際に使ってみると、プライスの割にとても造りが良いことに感心しています。キューバ葉巻愛好家の方にとって、この時計メーカーは知っておいて損はない情報かと思いましたので、ご紹介いたしたいと思います。
ノベルティーの、トラベルサイズヒュミドールです。
非常に小さなヒュミドールですが、仕切り板がついています。が、この板を入れると葉巻が入りません(笑)
中に葉巻を入れてみると、5~6本入るようです。このまま持ち運ぶと、葉巻が加湿器や湿度計の突起部に当たるので、持ち運ぶならオートマチック湿度調整剤を葉巻の上に乗せておくと良さそうです。
上蓋にはクエルボ・イ・ソブリノスのプレートが埋め込まれています。
時計が収められているヒュミドールです。写真はちょっと黄色っぽく写っていますが、もう少しピンクがかった肌色のような色です。
どうですか、ちゃんとヒュミドールでしょう? ちゃんと湿度計と加湿器が付いています。75~100本用ヒュミドールのサイズですね。仕上げと精度もなかなかで、パフッと蓋が閉まります。
上蓋の裏面には、クエルボのロゴが焼き印されています。ラテンなロゴが素敵です。
私が手に入れたのは、エスプレンディードス(ケースの種類です)のレトログラード。時分の針以外に、針で示すデイトと曜日、パワーリザーブが付いています。針が黒っぽく写っていますが、全てシルバーのミラーフィニッシュです。
文字盤はシャンパンゴールドというカラー1色のみの設定です。かなり曲率の高い風防は、サファイヤクリスタルガラスに無反射コーティングが施されています。また、文字盤の丸い部分はギョーシェ彫りです。
ベルトはクロコダイル、Dバックルが付くので着け外しも簡単です。
ラテンな時計「クエルボ・イ・ソブリノス」いかがでしたか?
プロミネンテシリーズにはデュアルタイムのモデルもあり、なかなか洗練された個性を放っています。もしクエルボの時計をお持ちの方がいたら、是非私に教えて下さい。シガーを薫らしながらの時計談義、楽しそうだと思いませんか?
なるほど、徹底してシガーのための葉巻ということでしょうかね。デザインも実にラテン的です。ギョーシェ彫りは私はアンティークのカフリンクスで知りましたが、およそ100年前にはとても流行したようですね。気になるのは、お値段です(笑)。
おぉ、べにらぼうなまるさんもラテンの息吹をお感じいただけますか?!
そうなんです、私もそこに強く惹かれたんです。お値段は、私にとっては充分高い買い物です(笑)