マニア垂涎のベゲロス セオアネ蔵出し
2000年製造の14年熟成という、マニア垂涎のベゲロス セオアネです。製造終了は2012年となっていますが、晩年は生産量が極めて少なかったので、ほとんど市場流通を見ることはありませんでした。
ベゲロスのニューヴィトラリリース(2014年12月時点で国内未入荷)を記念して、蔵出し品を放出します。
「Vegueros」とは、葉タバコ農園で働く農夫たちをさす言葉です。このブランドの誕生は、キューバにおいて素晴らしい品質の葉タバコを栽培する、農夫達の功績を讃えたことに由来します。
私が今まで薫らした数千本の葉巻の中で、最も素晴らしい味わいとして印象に残っている葉巻、それはベガス・ロバイナ農園で薫らせたハウスシガーでした。市販品と一線を画す最上質な風味「これは一体何なんだ!?」と。今まで最上と思っていたもののまだ上があったことに、驚きを隠せませんでした。それほど素晴らしい葉巻だったのです。
それから3年、ベガス・ロバイナ農園の現農園主ヒロシ・ロバイナとずいぶん親しくなり、なぜこのような風味を生み出せるのかを彼から教えてもらうことが出来ました。彼との約束でその内容は公には出来ないのですが、このロバイナ農園のハウスシガーに最も近い風味を持つ葉巻、それがベゲロスなのです。
元々このベゲロスは生産量が非常に少なく、滅多に手に入らない葉巻でした。「見つけたら即買い」これが私の中でのベゲロスだったのです。
その他にもベゲロスの品質を裏付ける理由があります。
トリニダッド、このコイーバの後継者となるべく外交官用葉巻として誕生した経緯を持つこの葉巻は、ピナール・デル・リオにあるフランシスコ・ドナティエン工場で巻かれています。言うまでもなく、キューバ産葉巻の中でもトップの品質を誇るブランドです。この葉巻と同じ工場で巻かれていた葉巻こそ、ベゲロスなのです。
とにかく、素晴らしい葉巻です。そして、今ではまずほとんど手に入らない葉巻でもあります。手に入れる機会としては最後のチャンスです。この素晴らしい葉巻を、是非一度味わってみてほしいと心から思います。
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