葉巻片燃えの、ちょっとした対処法
葉巻を薫らしていると、その楽しみがスポイルされる残念な状況というのがあります。
まず一番困るのが、ドローがタイトすぎる葉巻でしょう。また、何度火で炙りなおしても片燃えばかりする葉巻も困りものですね。
葉巻の片燃えは、湿度の偏りや巻きの不具合が原因と言われることが多いようですが、原因の大半は巻きの不具合によるものだと私は考えています。ですので、片燃えする葉巻は何をしても片燃えしてしまうようにも思うのですが、ライターでいちいち炙らなくてすむ、ちょっとした対処法をご紹介します。
この対処法が使えるのは、冷たい飲物を飲みながらシガーを薫らしているようなシーンです。何をやるかと言うと…、グラスについた水滴を指先に取り、燃えが進んでいる方側のラッパー(火に近い部分)を湿らせてやるのです。
斜め45度になるくらいまで斜め燃えしてしまったような頑固な葉巻の場合、指先に取ったグラスの水滴を、2~3回ほどラッパーに吸わせてやります。
「えっ、ラッパーを水で濡らして大丈夫?」
と思われるかもしれませんが、ご安心下さい。火に近い位置ですので、大半はその熱で蒸発してしまいます。
水分が蒸散している間はタバコ葉の温度が燃焼温度まで上がらないため、燃える速度を遅らせることができるという訳です。
でも、もしこの方法でも駄目なときは、ライターかマッチを使ってください。
★ キューバのマスタートルセドールのHAMLETの言葉 ★
「葉巻が片燃えしたら、マッチかライターの助けを少し必要とし、それを与えてやりさえすれば問題は解決してしまいます。愛煙家の葉巻に対する愛情、私に言わせれば、それも情熱です。」(cigar japan.comより引用)
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