ラッパーの選別と主脈取り

この葉脈取り部屋(デスパリージョ)では、モハで加湿されたラッパー(カパ)の、選別(レサガード)、葉脈取り(デスパリージョ)が行われます。


デスパリージョで働くのは女性が多く、これは繊細な取り扱いが求められるラッパー(カパ)の選別作業には、女性の繊細さが適しているため。カパは製作コストが最もかかるタバコ葉なので、特に丁寧な取り扱いが求められます。

モハから出したカパは、午前中のうちに選別と葉脈取りの作業を終えます。
選別は、熟練した経験をもとに大きさ・色・手触りで分類していきます。葉が破れているラッパー(カパ)は、小さいヴィトラに使用します。


ここでは1人が1日に、1500~2000枚の葉脈取り(デスパリージョ)を行っています。ただしマデューロなどは油分が多く発酵が進んでいるため破れやすく、まだ少ない枚数しか処理できないとのこと。
作業は概ね、湿度の安定している午前中までに終わらせます。




取り除かれたラッパー(カパ)の葉脈。これらは捨てずに、タバコ農園の肥料として再利用されています。




噴霧装置。湿度が低い日は、ラッパー(カパ)の湿度を維持するために、この装置で室内が加湿されます。

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