Havana現地レポート 2012年2月28日(火)
本日は、第14回Habanosフェスティバルの1日目、2日目の様子を、簡単にですがレポートいたします。
初日最初のイベントはカール・マークスシアターで開催された「ウェルカムイブニング」、新作の葉巻3種類のお披露目です。この日の午前中、プレス向けにはすでに発表されていたのですが、こちらは一般参加者向けのお披露目イベントといったところ。
気になるその内容は、コイーバ ピラミデ・エクストラ、ロメオ・Y・ジュリエッタ ペティ・チャーチル、ロメオ・Y・ジュリエッタ チャーチル・レゼルバの3種類です。会場で配られたのは、3種類のうちコイーバ ピラミデのみ。コイーバーのピラミデは、2000年の限定ジャールと、ピラミデ・セレクションでしかリリースされていなかったので、レギュラービトラ入りはうれしいですね。
イベントでの紹介はお金のかかった凝った演出で、3Dでのムービーも流れましたが、3Dにする意味があったのかはやや疑問の残る内容でした(笑) その後は音楽ライブでしたが、こちらも葉巻愛好家たちのハートにはいまひとつ届かなかった様子で、途中で退席する人がかなり見られました。私もレポートのために最後まで聞いていようと思ったのですが、いやー、我慢できませんでした。
その後は場所を変えて、隣の建物で「ウェルカム・カクテル」という立食パーティーでしたが、まぁ写真のような感じです。
続いて2日目は、「プランテーション・ビジット」、ブエルタ・アバホのたばこ農園訪問です。朝7時から…とスケジュールには書かれていますが、集合場所の記載は一切なし。朝7時に、ホテルロビーに集まった参加者たちは一様に不安な面持ちで、お互いに「ここで待ってて良いんだよね?」とバス待ちすること40分、ようやくピックアップのバス到着です。私もどこに集合すればいいのかわからなかったので前日にHabanosのスタッフに聞いていたのですが、それも正しい情報なのかどうか確信が持てないためやや不安でしたが、無事出発できて一安心。このハラハラ感も、Habanosフェスティバルの醍醐味でしょうか。
訪れた農園はアルベルト・マルティネス氏の農園。Habanosではなくキューバのツアー会社から派遣されたガイドの説明によると、キューバでも最高の農園とのことでしたが、3日前にロバイナ農園を見ていた私としては「それはどうだろう?」という感じでしたね。脇芽摘みが充分にされていない苗は、脇芽に栄養を取られて成長が不ぞろいで、葉の大きさもまちまち。見学したのはタバコ・タパドというラッパーになる葉のための畑だったので、葉の美しさが大変重要なのですが、その点でもロバイナ農園には圧倒的に劣るといった感じでした。もちろん、Habanosの葉巻品質をクリアするには十分なクオリティーなんだとは思いますが。
そのあとは、今まで一度も行ったことのなかったフィラーの熟成工場を見学。これは面白かったですね。一次発酵中の葉が寝かされた部屋はアンモニア臭がすごく、2分間いるのがやっとという状態。部屋の入り口にはガスマスクも置いてありました。二次発酵の部屋になるとそこまでのキツイ匂いはなく、たばこ葉のいい香りがします。いい香りといっても一般の人が嗅げば「臭い」ということになるんだと思いますが。そしてフィラーの主脈取り、ディスパリージョの作業を見学して終了。その後、ランチへと移動しますが…これが酷かった。
この日の参加人数はざっと300人近くいたのではないかと思いますが、ランチが食堂形式で、並んで皿についでもらう方式だったのです。皿に盛る係りは3~4人と僅かで、その結果みなが皿を持って並ぶ大渋滞が発生。私も嫌々並びましたが、食事を受け取るのに1時間近くかかりました。この段取りは最悪でしたね。並ぶのが嫌で、ランチを諦めて何も食べないでいる参加者も多数いました。個人的には、二度とあの列には並びたくないですね。
明日は気を取り直して、葉巻を巻くセミナーに参加してきます。
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