H.UPMANN工場レポート
世界最高品質の葉巻を世界に送り出すキューバ、その葉巻生産の中核施設とも言える葉巻工場は首都ハバナ市に集中しており、2008年現在、ハバナ市内に5 つの工場が稼働しています。少し古い書籍などには「ハバナ市内にある工場で生産された葉巻だけが、ハバナシガーと呼ばれ、世界に輸出されている。」と書かれていたりもしますが、ピナール・デル・リオにも葉巻工場があり、海外外交官への贈答シガーとして有名な「トリニダッド」は現在ピナール・デル・リオ工場でのみ生産されています。
またハバナ市内の5つの工場は、エル・ラギート工場、パルタガス工場、ロメオ・Y・フリエタ工場、H・アップマン工場、ラ・コロナ工場で、一般観光客が見学できるのはパルタガス工場のみとなっています。
観光客としてキューバを観光していると、明るい国民性と開放的な雰囲気から、ついここが社会主義国であることを忘れてしまいそうになりますが、主要な外貨獲得元であるキューバ産葉巻の諸施設は体制の元で厳格に管理されており、基本的にはプレス・ビザが無ければ立ち入ることも、その内部を写真撮影をすることも出来ません。
よって、ここでご紹介するH.UPMANN工場内部の写真やレポートは特別に許可されたもので、一般には見学できない施設であることをご理解下さい。当ホームページでご紹介する写真やレポートの権利はHabanos S.A.と弊社CubanCigar.jpに帰属します。許可無く複製したり転載することはおやめください。
H.UPMANN工場
総従業員数:650名
その内トルセドール:350名
H・アップマンの以前の工場は1844年から使われていてかなり古かったので、移転して今の場所になった。以前は狭いし暗いし…という、かなり悪条件の中で作業が行われていたが、現在の新工場は明るく広い。従業員達はみな新しい現在の工場へ移動した。
主にモンテクリストとH.UPMANNを製造しており、モンテクリストは他工場でも少量製造されているが、H.UPMANN工場が主な製造工場。
H・アップマン工場のスタッフ達に、パルタガス工場やラ・コロナ工場へ行きたいかと聞くと、口を揃えて「いや、ここが一番だ。」と答えるそうだ。
H・アップマン工場のスタッフ達は、ここの工場に対して、またここで巻かれる葉巻のブランドに対して誇りを持って仕事をしている。
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