葉巻のラッパーカラー選別



トルセドールたちにより巻かれた葉巻は、サイズチェックを経て、次に色分け作業が行われます。これは、最終的にボックスに詰める際に、色むらをなくすための作業で、6段階に色分けされています。
このラッパーカラー選別時には品質管理も同時に行われ、状態の悪い物は不合格となり、再度ラッパーを巻き直すなどの作業に回されます。具体的には、ラッパーの色が悪い、色むらがある、艶がない、破れがある…など、かなり厳しくチェックされます。写真の奥に小さな棚のようなところがあり、そこにある葉巻は不合格となったものです。


この作業は熟練した経験が必要であると同時に、視力の良さも必要とされます。






左側から右側に向かって、クラロ→コロラドクラロ→コロラド…というように、薄い色から濃い色へ、選別されています。

ちなみにこの葉巻は何かというと、コイーバ シグロVIでした。コイーバは基本的に全てエル・ラギート工場で巻かれるのですが、生産が間に合わないときに、必要分量だけのコイーバ専用タバコ葉が届けられ、H.UPMANN工場を含めた他の工場でも巻かれるそうです。

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